ロケット団は意外と弱い。





地下に進んで、物陰から様子をうかがう。結構
人数は多いな…しかし、アイテムも落ちている。
こいつ等から逃げつつ行くのは何か嫌だし、難し
そうだし。バトルするしかなさそうだ。先に進むと、
俺に気づいた奴が一人来た。

「てめぇ、何の用でここにいるんだ?」
お前達を制圧するためにいる。

はっきり言ってやる。あ、呆気にとられてる。

「ならオレ達の敵なんだな。倒してやる!」
「下っ端ごときが俺に勝てるはずねぇよ!」

いきなりバトル。フシギソウの苦手なタイプじゃない
からバトルした。そして、バトルが終わると奴は逃げて
いった。知らせに行ったのか。…?

「どうした、フシギソウ…進化か?」

体が光り、大きくなっていく。背中の蕾が開き、
大きな花が咲いた。進化したのだ!目つきは
以前よりも鋭く、凛々しい。しかし…甘えたがり
なのは変わらない。大きい体でこう、抱き上げて
くれといわれても困るのだが…ボールに戻して
先に進む、今度は、カメールで行ってみるか。
進化しやすそうだし。先に進んでいくと、また
下っ端に遭遇。

「お前だな!無駄に年くってるように見えるがきって言うのは!」
「…ふざけんなよ、畜生。」

俺のどこが無駄に年くってるように見えるんだ!
むかついたから倒す。あっさりとやられた下っ端は、
俺に謝りながら逃げていった。謝るくらいなら、言う
んじゃねぇっての。進むに連れ、下っ端の数も多く
なっていく。アイテム等は、ガーディが気づいてくれる
ので難なくゲットできる。ピカチュウも負けじとアイテム
を見つけてくるため、拾う手間が省けるのだ。そして、
しばらくしてカメールも、カメックスへと進化した。これで
後リザードが進化すればいいな。よし、次はリザードを
中心に育てよう。進むに連れ、Lvも高くなっていく。
しかし、リザードは攻撃力が高いから難なく進んでいく。
この時点で…俺は全ての最終進化形態を手に
入れた。今の時間は…3時か。イーブイの学習装置を
取り外し、ガーディにつける。一段落着いたら、イーブイ
を懐くように育てないと。一回外に出て、回復させる。
で、余計な道具をパソコンに預けてまた進む。奥の方
に行くと、ボスを見つけた。サカキというらしい。…なんか
むかつく顔をしてるな。こいつが指揮をとって、フォーカスに被害を…

「君の名は?」
「…フォーカス出身の国光だ。お前が、あの
 美しいフォーカスに手を出したんだな。」
「ほう!フォーカス出身か。あそこはもう
 滅んだかと思ったよ。灯共々…」
「灯さんはそんなに柔なトレーナーじゃない。
 サカキ!何故、このような事をしている!」
「この世界を征服するには、まず最強のポケモンから。
 フォーカスは自然豊かで環境もいい。知らず知らず
 のうちに、強いポケモンが生まれるのさ。そんな所を
 我々が見逃すはず、ないだろう」
「また、世界征服しようなどと目論んでいるようだな。
 そんな事はさせない!どうせ、またフォーカスを狙うつもりだろう!」
「ご名答。…はむかうなら、容赦はしない。」
「容赦する必要などない。倒す。」

サカキは岩タイプのポケモンを繰り出してきた。
岩タイプとは、少々相性が悪いが、鋼技で倒して
やる。リザードンのメタルクローはとてもよく効いた。
試合は勝ち。勝ったら、サカキが「シルフスコープ」
という代物を置き、逃げた。見えないものが見える
というのだ。…あぁ、霊が見えるんだな。霊…霊と
いえば、シオンタウンかな?あそこには大きな塔が
あった。あれは死んだポケモンを奉る所だ。何か
起こっているかもしれない。急いでいかないと。外
に出て、ポケモンを回復させる。あぁ、また戻んない
といけないんだっけ。面倒くさいな。…そういえば、
サトシはポケモンに乗って空を飛んでたな。…チッ。
でかいやついないし…あ、リザードンがいるじゃん。
どっかで、覚えさせられないかな。ガイドブックを読んで
いくと…もらえる所が見つかった。そこへ一目散に
走っていく。途中バトルを仕掛けられたがいなして
進む。そして、空を飛ぶという秘伝マシンをゲットした。
リザードンの火の粉を消して、空を飛ぶを覚えさせる。
そして、シオンタウンへとむかった。


この先、俺は信じられない事実を知る。
これほどまでに、ロケット団が残酷とは知らなかった。
衝撃の事実は、深い悲しみをもたらした…


本日ゲットしたポケモン




作者:いよいよ、シオンタウンに戻っての話。
手塚:…進化するの、早くない?
作者:育て方がいいと、進化も早いのだ。
   現に私もそうだったし。
手塚:そうなのか?
作者:今じゃ、図鑑は192匹よ。あっはっはっは。