許されない事を、ロケット団はした。


―ポケモンタワー〜タマムシシティへ―


ここは、シオンタウンのポケモンセンター。ここでは、変な
噂が流れていた。ポケモンタワーに幽霊が出るらしい。
今までそんなことはなかったらしい。だが、亡くなった
ポケモンを祭る場所。幽霊が出てもおかしくなさそう
なんだけど…ジョーイさんに聞いてみる。

「また、あの噂ね。怖くて嫌だわ。なんでも、最上階に
 行こうとすると「ココカラタチサレ」っていうんですって。
 ポケモンも怯えてしまってるの。」(ジョーイ)

そして、とても興味深い話をしているのを聞いた。

「知ってる?あの幽霊の噂。」
「知ってる!一説では、ガラガラの霊なんでしょ?」
「そう!子供のカラカラ追いかけてる時に、ロケット団に殺されたっていう話!」
「…すまない。君達。その話を、もっと詳しく教えてくれないか?」(手塚)
「え?うーんと、聞いた話だけど、カラカラの種族の骨は高く
 売れるからって、ロケット団が、カラカラを捕まえてた。で、
 その途中、あるカラカラの母親・ガラガラが、攫われたカラカラ
 を追いかけていったの。だけど、助ける前に、ロケット団に
 殺されたの。骨も奪われたみたいよ。で、ポケモンタワーに
 出る霊は、そのガラガラじゃないかって話!ロケット団も、残酷よね。」
「うんうん。可哀想。カラカラのお母さん、まだ成仏できてないんだわ。」

もし、この話が本当の事ならば…ロケット団は絶対
に、この街にも潜伏している。それどころか、また
新たな犠牲者が出るかもしれない。急いで、ポケモン
タワーに行かないと!そうだ、イーブイを育てよう。今は
8:30。上手くいけば、エーフィになるかもしれないし。
ポケモンの状態をチェックし、ボール類も確認して走る。

嫌な感じがする。
何かが、苦しんでいる。
悲しみを、訴えている。

―ポケモンタワー

…なんか嫌な予感がするな。何かに取り憑かれて
いる人の気配がたくさんする…おかしい。二階に
上がると、越前がいた。だが、ただポケモンをゲット
しに来ただけらしく、バトルもせずに行ってしまおうと
した。俺は肩を掴んで無理矢理引き止め、越前に
この先で何か気がかりな事はあったか聞いた。

「待て!越前!聞きたい事がある。
 これより上の階にいったのか?」
「行きましたよ。でも、最上階に行こうとすると
 「ココカラタチサレ」って変な霊が出るんす。
 正体分かんないから。倒せないし。」
「…そうか。ありがとう。いい情報になった。」
「かまわないっすよ。じゃ。」

どうやら、ポケモンセンターで話していた女子の言う事は
本当だったようだ。尚更急がないと!進んでいくと、ゴース
というゴーストタイプがでて来た。図鑑完成のためにも、
ゲットするのはする。しかし、ノーマル技は効かない。
どうにかゲットした。その後は、カラカラが出てきた。
これもゲット。進むに連れ、祈祷師というトレーナーが
出てきた。皆、何かに憑かれているようだ。倒していくと、
正気に戻る。どうやら、ここの幽霊が関係しているようだ。
イーブイが、かみつくを覚えていてよかった…ゴースト
タイプには効果抜群だったしな。そして、今5階に着いた。すると…

「君!ここに入りなさい!結界が張ってある!」

唯一正気の祈祷師が、結界の中へと入れてくれた。
すると、みるみるうちに力がみなぎる。ポケモンも回復
できたようだ。そして、あと1階上がれば、最上階という
所。階段の前に行くと…

「ココカラタチサレ…」

…聞こえた。シルフスコープを使う。すると、段々姿が
見えてきた。…やはり、ガラガラだ。話は本当だ。ゲット
はできないな。そう思い、攻撃を仕掛けて倒す。すると
…ガラガラは安らかな笑顔になって、空へと上っていった。
成仏できたんだ。

「ガラガラ…良かったな。」

そう呟くと、少しだけ、俺に微笑んでいるように見えた。
さぁ、先に行こう!この上に、ロケット団がいるはずだ。
上がると、案の定、ロケット団を発見。全て倒す。奥の
方には一人の老人が。フジ老人という名だ。ポケモン
タワーの異変を聞きつけ、やってきたらしい。お礼にと、
家へ招待された。そこで寝てるポケモンを叩きおこす
「ポケモンの笛」なるものをもらった。俺は、お礼を
言って家を出た。そして、タマムシの行っていない所を見に、戻った。


ロケット壇を許す訳には行かない。これから先、出会う事があるなら
容赦しない。叩きのめして、罪を償わせてやる。絶対にだ。
そして、フォーカスを守り抜いてやる。この世界にたった一つの
ポケモンだけの聖地。
ロケット団の良いようにさせてたまるか。


本日ゲットしたポケモン




作者:はい、ここから先はいろいろ出てくるのにゃ。
手塚:ロケット団、絶対に許さん。
作者:LvUPも兼ねて、倒しちゃえ☆