しばし、凛と逢瀬のひと時を。


―タマムシシティ〜ヤマブキシティ―


タマムシシティに帰ってきました。そして今、炎の
石を買い終わったところ。これで、ガーディは
ウインディへと進化する。図鑑で見たとき、かっこ
いいな―って思ったんだよ。ウインディに乗って、
颯爽と草原を駆け抜けるなんてそうそうできない
ぞ。ガーディを引き出して、石をそっと触れさせた。
すると、どんどん体が大きくなっていく。元々ふさふさ
の体毛はもっとふさふさとし、目つきも少々鋭くなった感じだ。

「よし、進化完了。宜しく、ウインディ」
「ワン!」

犬な感じは変わらないのか…ま、かっこいいから
良いか。そして、次の場所。ヤマブキシティへと
向かう。手持ちを一つ空けて。作者が手持ち
空けとけって煩いから…そして、ヤマブキへ繋がる
ゲートに行くが…入れてくれない。どうやら他の
場所もそのようだ。凛を呼んでみる事にした。

「凛?俺だ。国光。」
"元気?最近はフォーカスも平和でね。"
「そうか。凛。ヤマブキへ行きたいのだが、入れないんだ。
ちょっときてくれないか?」
"いいよ。"
「あとフィーネを連れてきてくれ。俺のフィオンに引き合わせたい。」
"OK。すぐいくね"
「あぁ、タマムシにいる。」

そう言って通信をきる。凛は何で来るだろう。
飛行タイプに乗ってくるのは確かだな。
どんな服装で来るだろう。普段着なのは確かだけど、スカートかな。

「国光―!!」
「凛!!」

俺を見つけた凛は嬉しそうな顔をしていた。
ゆっくりと、リザードンは下降してくる。凛のリザードンだろう。
完全に着地する少し前に凛は飛び降りた。
とっさに抱きとめる。こんな感じ、まえにもあったな。

「こうやっていられるのは久々だな。」
「そうだな。あ、凛。こっちが俺のエーフィ。フィオンだ。」
「出てこい!フィーネ!」

凛のフィーネは俺のフィオンより、少々色が薄く、
瞳の色が深い。そして、額の宝石の色が驚くほど
鮮やかなのだ。前に見た時はそうそう気づかな
かったけど、自分も同じポケモンを持つとよく分かる
ものだ。ヤマブキに入る前に、凛と少し話す。
ずっと逢っていなかったから…

「図鑑はいい感じ?」
「あぁ。サファリゾーンで、ミニリュウと
 ラッキーをゲットした。図鑑も結構集まった。」
「ミニリュウ!?凄いね。滅多に出ないのに。」
「ラッキーをゲットした後だったからな。」
「そのまま運を引きずってったのかもね。」
「そうかもしれないな。…俺のポケモン、
 フォーカスに転送されてたりするか?」
「あぁ、何体かはね。少し前に、ガルーラとか
 送られてきたし。サファリゾーンでとったんだろ?」
「まぁな。サファリゾーンは面白かった。」
「さて…あまり長居すると、ヤマブキの状況が悪くなりそうだっと。」
「…まさか、ロケット団がいるのか?」
「ご名答。多分、入れないのはゲートの管理人を
 買収かなんかしてるんだ。上空には
 シールドが張られている…大丈夫!
 こういうのは任せて!さ、リザードンに乗って!」
「あ、俺は自分のに乗るから良い。」
「わかった!行こう!」

凛と一緒に、ヤマブキの上空へと向かう。
そして、凛に言われ、火炎放射をしてみると…

「炎を弾くだと!?」
「言っただろ?シールドだって。
 下がってて、まずは試しに…ブラストバーン!!!」

凛のリザードンが放った炎は、俺のリザードンの
火炎放射と比べ物にならない威力だった。
一瞬でシールドが黒く焦げていく。しかし、破れる気配はない。

「メタルクロー!」

鋭い鋼の爪が、焦げたシールドを突き破ろうとした。
しかし、頑丈なシールドは、ちょっとやそっとじゃ壊れない。
すると、凛はカイリューを繰り出した。

「リザ!ブラストバーン!竜王はリザが
 攻撃を加えた後にハイドロポンプ!」

また、物凄い炎がシールドを焦がした。
そして、すかさずカイリューが
ハイドロポンプで急激に冷やした。
ビキビキッとひびが入った。しかし、
すぐに修復されてしまった。

「下からいくしか方法がないな…」
「どうやって入る?」
「何かいってなかった?」
「喉が渇いたって言ってた。」
「それだ!」

凛と一緒にタマムシマンション前に下りる。その途中
俺はヤマブキシティ内のシルフカンパニーという名の
会社の最上階らしき階から一人の少女が何か灰色
のポケモンに捕まって飛んでいくのを見た。誰だろう。
ヤマブキから逃げようとしているのかな…凛に急かされて
マンションの前に降りる。上を見たらどうやらシールドを
開放するのに梃子摺っているみたいだけど。そして、
凛が中に入っていった。何か持ってる。それは…

「お茶さ。これをゲートの人に渡すんだ。」

言われたとおりにいってみる。すると、すんなり通してくれた。

「頑張って。オレ、もう戻んないといけないから。」
「わかった。元気でな、凛。」

そう言って軽く頬にキスをする。
するとみるみる赤くなっていった。

「ば…お前は…じゃあなっ!///

凛は外に出て、リザードンに乗って戻ってしまった。
さぁ、ヤマブキに潜伏している
ロケット団皆、ぶっ飛ばしてやろう!


一つの街を占領するなんて、なんと非道な者達だ。
絶対許さない。倒してやる。
そして、二度と悪さをしないようにしてやる!



本日ゲットしたポケモン




作者:何凛とラブラブってるんですかー。
手塚:お前がそうしたんだろうがっ!
作者:さてさて、またロケット団をぶっ飛ばして
  LvUPに勤しんで下さいなvvv
手塚:…まぁ、ミニリュウの進化の為だから良いけどな。