憎きロケット団。許さない。


―シルフカンパニー・ロケット団制圧―


ロケット団潜伏地と思われるここ、シルフカンパニー。
連れてきたのは最初の三匹とピカチュウ・ミニリュウ。
入り口では、下っ端が居眠りしてら。こそこそと中に
入る。さっきと同じ上空を見上げたが、少女はいな
かった。だが、クチバの方に灰色の飛行タイプの
ポケモンが見えた。誰かぶら下っているのを見ると
さっき見た子のようだ。シールド、壊したんだな、
穴が開いている。俺は中に入って室内を見渡した。
1階ロビーには誰もいない。…受付の女性はいるんだな。

「ここにロケット団、いるんですよね。」
「え、えぇ…貴方は?」
「俺はロケット団を倒しに来たんです。
 安心してください。味方です。」
「分かりました。サカキは社長室・11階です。」
「ありがとうございます。」

社長と何か話をしているのか。全く、悪の組織の
ボスが一体どういう面目で社長と話してるんだ?
2階に上がる。あ、見慣れた顔。こいつはタマムシでも見たな。

「お…お前は!?」
「久しぶりだな。倒しにきてやったぜ。」
「…ふ、ふざけんな!返り討ちにしてやる!」

しかし、結局俺の勝ち。あーあ、また知らせに
行きやがった。結構人数増えてそうだな。ま、
LvUPに繋がるからいいか。最近、物事を楽観
的に考えるようになったな。しかし、そうじゃない
と進めないってーの。非現実的だし…進んでいく
と、今度は元社員の科学者までが仲間に加わって
いた。何かしでかすかもしれないから、ロープで
縛っとく。進んでくと、見た事のない道具が落ちて
たりする。見た事がないというか…高くて買えなかった
道具だった。チャ―ンス☆拾わねば。結構いい道具
が落ちてるんだな。ラッキーラッキー。どんどん下っ端
も強くなっていく。しかし、俺の敵じゃない。ただ、
苦戦したのは、ワープタイルという代物。何処に
飛ぶか分からない。部屋には鍵がかかってたりする
し。倒していく中で、部屋の隅っこで怯えている社員もいた。

「大丈夫ですか?」
「あ…貴方は…?」
「俺は貴方たちを助けに来たんです。」
「助けに?」
「はい。下階の奴は倒しました。
 俺のピカチュウを連れて、1階ロビーに逃げてください。
 ロープで縛ってあるので危険はないと思います。」
「あ、ありがとう!」

そんな調子で助けていく。ピカチュウは大活躍。
フレイで一気に乗せてもいいけど、そんなに簡単
に乗れないし。それで、結構な人数が下の階へ
と避難した。しかし、倒していくのはいいが結構
ポケモンの体力にくる。途中でカードキーを見つ
けた。これで他の部屋の鍵を外し、敵を倒し、
助けていく。道具も、結構減ってきたな。どこか
に、回復できる所はないものか…すると…

「手塚君!こっちにおいで!」

一人の女性に手招きされた。その人は…

「槐さん!?」

なんと、凛の三番目の姉・槐さんだった。

「なんでここに!?」
「君がこの中で迷わないようにする為よ。
 さぁ、ポケモンを回復させてあげなさい!
 越前君を見たわ。多分、バトルになりそうね。
 それに、この先サカキに挑戦したいなら、バトル後に来る事。
 越前君とのバトルの後にね。いい?」
「はい。わかりました。」
「あら、ミニリュウが進化して、ハクリューになったのね。」

言い忘れていたが、ミニリュウは進化した。
すらっとした体に額からは角のような物が。
首の所には蒼い宝石のようなものがついた。

「さ、がんばってらっしゃい!」

槐さんに後押しされて、先へと進む。そして…

「あ、部長。」
「越前。お前も楓さんから制圧を頼まれたのか?」
「いや、部長が入ってくの見たから来てみたっす。」
「…」
「それより、バトルしましょう。」
「すぐそれか。」
「バトルバトルバトルバトルバトル…」
「わかった!相手をする!」
「やった。」

結局バトルをする事に。…ほう、カメックスにまで
進化したか。しかし、ピカチュウの雷で、倒せた。

「部長、強すぎるッスよ!」
「いや…ロケット団相手にしてったらこうなったんだが…」
「今度バトルするときは、絶対勝ちますよ!」

そう言って、何処かへいってしまった。
奥には社員らしき人が。

「大丈夫ですか?」
「あ…君は味方だね。よかった。
 実は、君だけに頼みたい事がある。
 このポケモンをもらってくれないかな?
 ラプラスといって、とても頭のいいポケモンだ。
 人の言葉を理解し、背中に乗って
 海の上も進めるんだ。
 ここにいるよりはいいと思って…」
「…いいんですか?」
「あぁ。君なら…幸せになれるよ。ラプラスも。」
「分かりました!引き受けます。」

こうして俺はラプラスをゲット。作者が手持ちを
空けておけって言ってたのはこういうことか。
そして、1回回復させに戻って、サカキの所に行く。


―11階 社長室

「…見つけたぞ、サカキ。」
「あぁ?…何だ、国光か。」

サカキは物凄い不機嫌な顔で俺を見た。社長
室に面して設置されているガラスは粉々に砕け
散り、そこには一人のトレーナーがいた。俺の名
を聞き、驚いている。あのガラスが割れた跡、
少女が開けていった物だな。俺はサカキを見
据えた。物凄い不機嫌な顔は俺を見て更に
不機嫌顔に変わっていく。サカキの目的は何か
しらないが、俺はサカキが仕掛けた試合に
乗った。その試合は勝ち。サカキは逃げていった。
社長さんがマスターボールをくれた。少年が俺に、
言葉をかけた。

「…国光、さんですか?」
「…あぁ。手塚国光だ。」
「貴方が、本当の…解放者…?」
「…解放者?」

話を聞くと、ここのジムリーダーが夢で見た、
ヤマブキを解放する者を、さっき空を飛ん
でった彼女と勘違いしていたが、彼女が持って
いるエーフィが「解放する者は国光」といった
らしいのだ。その少女が何者かは言いたくなさ
そうだったから聞かなかったけど・・・一体何者なんだろう。


今度のジムはエスパータイプ。特に対策は立ててない。
だけど、俺のポケモンなら、すぐ勝てる。
頑張ろう。


本日ゲットしたポケモン




作者:最後はぶっちゃけ、のりで書きました。
手塚:ふざけるな。俺のイメージがどんどん崩れてるじゃないか。
作者:だって、いじりやすいんだもん。
手塚:…フィオンのサイコキネシス、食らうか?
作者:激しく遠慮します。分かりました。性格頑張って戻します。