これでバッジは6個になる。


―ヤマブキジム〜セキチクシティへ―


ポケモンの回復も済ませ、俺はヤマブキシティの
ジムの前にいる。ここのジムリーダーが使うのは
エスパータイプ。特に不利なものは…フリアは出さ
ないほうが良いな。効くタイプは悪タイプ。悪タイプ
自体持ってないからなぁ。技で悪タイプを持って
いるのはスタリアとフィオンだけ。別に、打撃に強い
というわけでもなさそうだから、フレイのメタルクロー
でも倒せるかもしれない。まぁ、どうにかなるさ。
ピカチュウもいることだし。シャオのLv上げにも、
ジム内にいるトレーナーと戦おう。

―ジム内

…もぉしかしてこれはワープタイルか?まじかよ
…これが中にあるんじゃ、倒し続けられない。
下手したら、回復させに出られないぞ。ちっ。
まぁ、とりあえず、ジムリーダーの所へ行こう。
そう思って、ワープパネルに乗る。ヒュンッと音
がして、一瞬で別の部屋へ移動。トレーナー
と目を合わせないようにしながら進んでいく。そして15分後…

「やっと着いた…」
「いらっしゃい。挑戦者国光。
 貴方の事はキョウ達から聞いているわ。
 フォーカスの新人トレーナーなんですって?」
「あぁ。そうだ。俺はフォーカス出身だ。」
「フフフ…灯の再来といわれるほど
 強くなきゃ、私は倒せないかもね。
 これでもエスパーに関しては灯とは
 1,2を争ってたんだから。私はナツメ。さぁ、かかってらっしゃい!」

まず、繰り出してきたのはモルフォン。
虫タイプも兼ね揃えているから…
俺が出したのはフレイ。多分、ほとんど虫技は使ってこないだろう。

「サイコキネシス!」
「火炎放射!」

サイコキネシスを破り、炎が一直線にモルフォンへ
当たった。羽が少しずつ燃えていく。間髪いれずに…

「メタルクロー!」

この一撃を食らってモルフォンは戦闘不能に。
次に出してきたのはユンゲラー。まぁ、平気だ
ろうと思って入れ替えずに試合。しかし…考え
が甘かった。サイコキネシスの威力が凄かった
のだ。今度は防御力の高いスタリアで行ってやる。

「ユンゲラー!サイコキネシス!」
「スタリア!かみつけ!」

一直線に突進していく。もろにサイコキネシスを
食らったが、その点は、頭を甲羅内に隠すことで
フォロー。そして…頑丈なあごで、思いっきり噛み
付いた!ユンゲラーは痛みに悲鳴をあげた。しかし
スタリアの顎は離さない。よほど効いたのだろうか。
一発で戦闘不能になってしまった。

「なんて攻撃力…貴方、何者?
 本当に、新人トレーナー?」
「そうだって。言っただろう?」

ナツメは信じられないようだ。だって、そりゃね、
ロケット団相手にどんちゃんやってれば、
知らないうちに攻撃力もLvも上がるって。
ナツメは思った以上に俺が強い事を知り、歯噛みした。

「(こんなに強いなんて…キョウの嘘っぱち!話より強いじゃない!)
 こうなったら手加減なんかしない。バリヤード!」

繰り出されたのはバリヤード。よし、こいつも
かみつくで倒してやる。しかし、攻撃を仕掛
けるにしても、バリアーで先に進めない。

「突進で壊せ!」

しかし壊れない。…おぉ、そうだ。甲羅で壊せば
良いんだ。それだったら、高速スピンの方がいいな。
高速スピンを指示してみた。…おぉ、壊れた。その
勢いでぶち当たった。災い転じて福となす。って
感じだな。そのまま噛み付かせたら、また一発で
終わり。何か知らないけど、ロケット団を相手に
すると、Lvが上がるし攻撃力も高くなる。世界
征服のために育てている位だからなのか?そりゃ
強い奴を倒せばそれだけ強くなる。最後に出て
きたのはフーディンだった。威圧感がある。なんだ
こいつ…ケーシィの最終進化形態か。厄介だな。
一筋縄では行かないぞ。どうすれば、どうすれば
倒せる。今から焦っていては駄目だ。相手のペースに飲まれてしまう。

「サイコウェーブ!」
「からにこもる!」

フーディンは見た目以上に攻撃力が高い。
攻撃力といっても、特殊攻撃が高いのだ。
そして、素早い。くそ…エスパー対策してなかった…

「スタリア!水鉄砲!」

とりあえず、水鉄砲を食らわせる。だけど、
効いていないみたいだな。どうしたらいい
だろう?あいつの力…技を利用できないか?
そうだ!甲羅で跳ね返そう!

「サイコウェーブ!」
「背を向けろ!」

くるりと背を向けたスタリア。甲羅は例の如く硬く
結構何でもありとあらゆる物物を跳ね返す。
案の定、スタリアの甲羅はサイコウェーブを跳ね
返した。そのまま跳ね返されたサイコウェーブは
フーディンに当たった。

「高速スピン!そして噛み付く!」

そのままスタリアに攻撃指示を出す。甲羅内に
手足・首を引っ込め、勢いよく回り、フーディンへ
と突進していく。ちょうど頭が腕か胴体の辺りに
来るように突進していった。そして、当たると同時
に噛み付いた。

「…なんて強さなの。何処で鍛えたの?」
「いえ…ロケット団を倒していったらこうなっただけで…」
「無意識…もっとたちが悪いわね。まぁ、いいわ。貴方の勝ちよ。受け取りなさい。」
「ありがとう。」

ジム戦は勝ち。よかったよかった。
こうして、6つ目のジムバッジもゲット。
そして俺は次のジムがある、グレンタウンへと向かうため、
シャオに波乗りを覚えさせ、セキチクシティへと向かった。


グレンタウンにいく前に、俺は不思議な島へ寄る事となる。
一応ここも調べるように言われているのだが…
その名もふたご島。
そして、俺はここに存在しないはずのポケモンを見た。
何故ならそのポケモンはすでに、凛達の手元にいるはずのポケモンだった…


本日ゲットしたポケモン:無し




作者:さー、次はふたご島さ〜。
手塚:…何か沖縄訛りじゃないか?
作者:昨日、ちゅらさんを見たから。
手塚:なんだそりゃ。
作者:さー、張り切っていこー!