化石復元は可能になった。


―グレンタウン・化石復元・ポケモン屋敷―


シャオに乗ってついた街はグレンタウン。ここでポケモン
の化石・琥珀を復元。そしてジム戦に挑戦するのだが
…ジム、鍵がかかってるし。畜生。先に琥珀やらを復元
させに行くとするか。甲羅の化石と琥珀を持って大きな
研究所へと急ぐ。どんなのが復元させられるんだろ。
かっこいいといいな。外見にあまりこだわってないつもり
だけど、気になるものだ。そして、研究員に教えてもらい
一番奥の部屋へと行く。化石・琥珀共々預けて俺は
外で待っているように言われた。手持ちを2つ空けて。
しばらくして…

「化石・琥珀の復元、成功したぞ!」

そういわれて中に入る。そこには…恐竜のプテラノドン
に酷似したポケモンと、カブトガニに似たポケモンがいた。
見たままの名前を取ったのだろう。いずれも強そうだ。
しかし、すぐ育てるのはちょっと都合上難しいので、とり
あえず預ける。先にハクリュ―をカイリューにしなくては。
しかし、どうやってジムに入るんだろう。うーん…街の人
に話を聞いてみる。

「あぁ、あのジムね。あそこに大きなお屋敷があるでしょ?
 鍵はあの中なの。あそこのジムリーダー変人なの。」

へ…変人なのか。まぁいい。鍵を探しにいこう。そう
思ってポケモン屋敷とやらに足を踏み入れる。うわ。
暑い。なんでこんなに暑いんだ?炎タイプでもいる
んだろうか。だったらゲットしなくては。それにしても暑い。
強い炎タイプ…それか、体温が異常に高いポケモン。
考えられるのはそれくらいだ。もしくは…自身の体に炎
をまとっているもの。ブーバーか?それともマグカルゴ。
…ん?何かが目の前を…ドガースか。後ろからなら
気づかないだろう。ボールを投げた。よし。ゲットゲット。
…何かが足を這い上がってくる…

「うわぁぁぁぁ!!」

ベ、ベトベター!!気持ちわりぃ!!足を振って
剥がそうとするけど剥がれない。何だこいつ!…ア
ゲットすればいいんじゃん。ボールを当てるとすっと
吸い込まれていった。あー…気持ち悪かった…何
なんだ。多分、ボケーッとしてたら、さっきみたいな事
になる。気を引き締めていかないと!にしても、ベト
ベターって、元はヘドロからできてるんだろ?うわ…
何処かで洗えないかなぁ……今度、サトシん家寄れ
ないかな。いや。先にジム戦を…って、駄目だ。
やっぱり気持ち悪い。…1回外に出て行けないかなぁ
…ポケモンセンターで洗えないかな…代えのズボンは
…はぁ、どうするかな…あー!もう、途中外れてもいい!
マサラタウン行こう!こうして俺は1回、マサラタウンに
戻り、ちょっと洗濯させてもらった。あぁ、さっぱりした。
サトシに話したら…

「手塚って、やっぱりポケモンに好かれやすいんだぜ!」

ベトベターに好かれたって、嬉しくないわい!くそ。
さ、鍵探しの続き続き!相変わらず暑いな。くそ。
さっさと鍵を探さないと、こっちが脱水症状になって
しまう。そんなオチはごめんだ。早く探そう。階が変わ
るたびに温度も変わる。…あれは日記か?

「日記。7月5日 ここは南アメリカのギアナ。ジャングルの奥地で新種のポケモンを発見。」
「日記。7月10日 新発見のポケモンを私はミュウと名づけた。」

ミュウ?あの、絶滅したはずのミュウか?
そうか、絶滅したといえど、昔に生きていたから、
それに関しての書物があってもおかしくないんだっけ。
それにしても、ミュウは南アメリカで見つかったのか。
また日記を見つけた。

「日記。2月5日 ミュウが子供を産む。生まれたばかりのジュニアをミュウツーと呼ぶ事に…」

卵じゃなくて、子供を産んだ?哺乳類と同じなのか?
ポケモンは卵から生まれるはずなのに…
やはり、伝説のポケモン。こういうのも例外なのか?
興味深いものだ。メモして置こう。
更に地下へ進んでいく。また日記を見つけた。

「日記。9月1日 ポケモン・ミュウツーは強すぎる。駄目だ…私の手には負えない!!」

ミュウツー…そうか。あのポケモンか!
しかし、ミュウとは似ても似つかないな。
しかし、ミュウツーは楓さんの手持ち。ミュウもそうだ。
何故一族は、伝説のポケモンを全て持っているのだろう。
フォーカスにいる事に関連しているのかもしれない。
…なんか、ここだけ以上に暑いな…
ア、あれは…ブーバー!
ようし、ゲットだゲット!あいつは戦力になる!!
カメックスを繰り出し、水鉄砲。効果は抜群だ!
しかし…水蒸気が凄くて前が見えない。

「ゴバァ!!」

嘘だろ!?水蒸気の中をブーバーは
俺に向かって飛び掛ってきた!
とっさにボールを投げたら…
ゲットできてしまった。やべぇ、死ぬかと思った。
だっていきなり水蒸気の中からブーバーが飛び出してきてみろ!
女とか普通に腰抜かして殺されてるぞ!
あぁ…ビックリした。本気で心臓に悪いぞ…
とりあえず、先へ進もう!!

ぶにゅっ。

今、何か踏んだよな。踏んだよな?なぁ?
何なんだ!ベトベターなんてもうこりごりだ…って、何だこれ?
ピンク色で、点の目に線の口。

「モンモン♪」

何か変な鳴き声するやっちゃなこいつ。
こいつは…変身ポケモンのメタモンか。
自分の細胞を組替えて変身する…
凄い奴だな。そうだ、こいつゲットしないと
イーブイズが揃えられないじゃないか。
すると、メタモンは俺の目の前で変身した。俺に…

「な…!?」
「そんなに驚かないで。俺は君。君は俺。OK?」(メタモン)
「何故、俺に変身を…!」
「だって、ここに人間が来るのは少ない。
 外部からはほとんどない。よほどの
 物好きか、トレーナーだけが入ってくる。
 君はどっち?両方かな?」(メタモン)
「お前は人をおちょくっているのか!?」
「ノンノン。ただ話したいだけ。
 それか…外の世界を見たいだけさ。
 君に化けて、ポケモンを奪って…
 君の代わりに過ごす。」(メタモン)
「そんな事はさせん!」

ボールを投げる。なんか嫌な感じだな。
自分で自分(メタモン)をゲットするなんて。
にしても、なんて性格の奴だ。言うならば残忍。
さ、鍵探しの続きつづ…き?
これは鍵か?よし、鍵をゲットしたから
こんな所はもう用無しだ。早くでよう。
急いで外に出る。はぁ、疲れた。
こんなに疲れるなんて思ってもいなかった…
まぁ、ジム戦はすぐに済みそうだし、いいとしよう。
もう遅くなりかけていたのでその日はポケモンセンターで就寝。
そして翌日、俺はジムに挑んだ。




あと二つでジムバッジは全てそろう。勢い付けにも、いてまえ―――!!



本日ゲットしたポケモン





作者:はい、もうすぐグレンタウン話は終わり。
   いよいよ、七島へと向かいます!
手塚:七島とはどんな所だ?お前は行った事があるんだろ?
作者:言っちゃ、おもろないでしょ。
手塚:…確かにそうだが。
作者:さぁ、お楽しみお楽しみ♪