俺はついに、未開の地へと向かう。
―グレンジム〜1の島へ―
中は熱い。流石炎タイプのジムだ。ん?あぁ、
どうも。今俺はグレンジムの中にいる。今から
ジム戦に挑戦するのだ。中にいるトレーナーも
蹴散らして俺はリーダーの前へと。
「おお!いい表情だな!お前の名は?」
「フォーカスの国光だ。」
「フォーカスの者か!灯は元気か?」
「えぇ。」
「そうか!よし、バトル開始だ!」
まず繰り出してきたのはガーディ。こいつか。
「シャオ!」
「ラプラス!なるほど…」
炎を消すには水が一番。さぁ、シャオのためにも勝つ!
「火炎放射!」
「波乗りだ!!」
ガーディの火炎放射を掻き消し、水はガーディを
ずぶ濡れにした。クシュン!とくしゃみをしている。
「さぁ、最後だ!突進!!」
シャオは自分の足元を凍らせて、勢いよくガーディ
へ突っ込んでいった。こんな風に突っ込んで行くと
は正直思っていなかったから内心俺もビックリした。
カツラもビックリだ。おいおい…
「やった♪勝ったよ、マスター!」
「しゃ、しゃべるだと!?」
「ま、まぁ…知能が異常に高いので…」
「次はポニータだ!」
「引き続き、シャオだ!いいな?」
「うん♪負けないよ!」
シャオは相変わらずマイペース。のんきなものだ。
しかし、やるときはやる。けじめがはっきりつけられるのだ。
「突進!!」
「避けろ!」
シャオが作った氷のおかげで、突進してきたポニータ
は滑った。しかし、なんとか持ちこたえ、上手く滑りな
がらシャオに向かってきた!だが、シャオは水タイプ。
氷の技も使えるからか、上手く氷の上を滑りながら
逃げている。このままじゃ埒があかないので…
「水の波動!」
くるりと振り向いたシャオは口を大きく開けて水を発射。
微量の超音波のようなものが含まれていて、混乱する事もしばしば。
ポニータは倒れない。シャオはいずれも水をかけている。…やりすぎじゃないか?
「シャオ!もういい!」
そう言うと水は収まった。ポニータ戦闘不能。
「シャオ!自分で加減を考えろ!」
「は〜い。」
全く…何も言わなかったら、ポニータは
極めて危険な状況になっていただろう。
今度はその進化形だと思われるギャロップを出してきた。
おぉ、かっこいいな。こいつも戦力になりそうだ。
今度、見かけたらゲットしよう。
「火炎放射!」
「冷凍ビーム!」
火炎放射には効かないかもしれないがいちかばちか。
少しそれて当たった冷凍ビームは、ギャロップの体を少し凍らせた。
「攻撃してくる隙を与えるなっ!波乗り!!」
間髪いれずに波乗り!凍った所が少しづつ面積を
広げていく。未だに、凍らせる能力は衰えていない
ようだ。ギャロップは氷を振り払おうともがきだした。
しかし、濡れた体はどんどん凍っていくばかり。
カツラは驚いた事に…
「ギャロップ。ここは引け。」
「は?」
「もうお前は無理だ。さぁ、フォーカスの精鋭よ。
最後のポケモンだ!決着をつけよう!」
最後はウインディ。自分も持ってるから、攻略法はばっちりだ。
「だいもんじ!!」
「波乗り!」
波乗りとだいもんじがぶつかり、水蒸気爆発が起こった。
「むぅ!?」
「く…何も見えない…!
冷凍ビームだ!!」
しかし、数うちゃあたる。冷凍ビームを打たせた。
それは上手く行った。ウインディの悲鳴(?)が聞こえたからだ。
多分、もろに冷凍ビームを食らったんだろう。
段々と水蒸気が消えていく。あーあ…ウインディ、カチカチに凍っちゃってるし。
「何と凄いバトルの仕方だ。
君の勝ちだ!バッジを渡そう!」
うし。さぁ、外に出よう。ポケモン回復させて…
外に出たら、何とマサキさんにあった。
「おぉ!国光やないか!あんな、今から1の島へいくんや!ついてこんか?」
「ぜ、是非ついていきます!ア…でも、先にポケモンを回復…」
「大丈夫!あっちにも、ポケセンあるさかい!さぁ、行くでー!」
「ま、待ってください!せめて、フィオンとピカチュウを引き出させて下さい!!」
「そんくらいならええわ。さ、はよいってき。」
マサキさんはなんか嵐なひとだなぁ…
とりあえず、急いでポケモンを預けて、フィオンとピカチュウを手持ちへ出す。
そして外へ出たら…いきなり襟首をつかまれた。
「おや?フィオンはエーフィの事かいな?かわええな。じゃ、いこか!」
く…苦しい…マサキさん…一体何が…
今から俺は、見た事のない世界へと足を踏み出す。
一体どんな島何だろう?
期待は膨らむばかり。さぁ、未開の地へ…
本日ゲットしたポケモン:無し

作者:なんか、話に似合わず、可愛い背景でお送りしています。
手塚:次は1の島か。面白そうだな。
作者:面白いけど覚悟しといたがいいよ。
手塚:?