星が輝く美しい夜。俺は1の島へと…
―1の島〜2の島へ―
「なんや、頼まれとるんか?灯さんから。」
「はい。フォーカスを離れられないから、代わりに
七島の調査をしてきて欲しいといわれました。」
「大変やなぁ。にしても、この図鑑はいい出来具合や。才能あるなぁ。」
「有難う御座います。フィオンやピカチュウ、他のポケモンのおかげです。」
そう言って、フィオン、ピカチュウの頭を代わる代わる
撫でる。嬉しそうだ。今は夜。甲板で他愛のない話
をしている。星が美しい。夜だから、スピードは落としてあるのだ。
「国光は、なんか好きなタイプとかあるん?」
「…はい?」
「女の子や!かたそーな顔しとっても、女の子に興味あるやろ?」
「いや…その…俺、彼女いるんです。」
「どんな娘なん?教えてや!」
「…紺の髪で、同じ色の瞳。切れ長の目で、
鼻筋も通っていて、凛々しい。いつも表情を
あまり表には出さないけど、優しくて、微笑んだ
顔はとても美しく優しい。見ているだけで自分も
つられて微笑んでいる。彼女…凛にはそんな力があるんです。」
「凛?あ、灯さんの娘やろ。」
「はい。そうです。一族の中でも、特に美しいっていわれてるんです。」
「羨ましいなぁ。そんな美人と付き合えるなんて。」
「い…いえ。そんな///」
「照れんでいいって。お前も男やなぁ。」
マサキさんは本当にわけがわからないな。まぁ、
いいけど。…凛は今、フォーカスで何をしている
のか。それが気になる。もしかして、フォーカスに
はロケット団などが潜入しているかもしれない。
それだったら、凛には災いが降りかかってしまう。
早く、調査やジム戦を終わらせてフォーカスに
行こう。凛も…同じ星をみているのだろうか。
凛と一緒に星を見たくなった。落ち着けると
思ったからだ。お前にあってない時間が、実際
はこんない寂しいものだったとは思わなかった。
ポケモンがそれを紛らわしてくれるけど、心には
少しだけ、穴があいている。凛がいない。ただ
それだけで俺は…自然と口からメロディーがこぼれた。
♪見上げた空心を満たしてゆく
耳を澄まし風を聞いている
駆け抜けてくあの日見てた夢が
繋ぐ意味を"大切"にしたい
そうこの瞬間にも時は流れているか
一歩一歩、感じながら歩いて欲しい…
ただ君に伝えたいコト幾つも数えながら…
深く深呼吸して心を伝えよう 想いを伝えよう…
凛に届かないかなぁ…なんて思って自然と歌っていた。
多分、フォーカスは遠く遠く遥か遠くにあるから届かないかもしれないけど、
気休めにはなる。
―フォーカス
「…?…オレはここにいるよ。国光。」
―船の上
「…何か言いました?」
「いんや?」
今、少しだけ声が聞こえた。
とにかく、明日に備え、その日は寝た。
―翌朝 もう、1の島にはついていた。
ほう。自然豊かな所だな。
環境は極めて過ごしやすい。
暖かくて、ポケモン育成にも適している…と。
「はよいくで!」
「あ、はい!」
マサキサンはここに住んでいる「ニシキ」という人の
手伝いに来たそうだ。そして、この島のポケモン
センターへ。とにかく、俺はまず回復をさせた。マサキ
さんはどうやらニシキさんを見つけたようだ。そして
俺は呼ばれた。隕石を2の島にいる知り合いに
渡してきて欲しいといわれたのだ。俺はそれを
引き受けた。一応、ここの詳しい調査は四天王
殿堂入り後でもいいからな。ニシキさんから俺は
新しいタウンマップと、2・3の島に行ける定期を
もらい、2の島へと向かった。
―2の島
ここも、比較的、カントー地区より暖かいな。ポケモン
を育てるには最適の環境だ。ここで出てくる野性の
ポケモンはさぞかしLvが高いだろう。先に進んでいくと
…ア、民家を発見。滝の上にある。いってみよ。
「あの…」
「誰じゃ?…おぉ!それは…そのポケモンは!」
「はい!?」
「フシギバナ・リザードン・カメックス!
いずれもそなたに素晴らしいほど懐いておる!
どうじゃ?私が編み出した究極の技を、覚えさせてみんか?」
「きゅ…究極の技ですか?」
「そうじゃ!覚えさせてみるか?」
「…お願いします。」
何かわからないけど、その技を覚えさせてみる事に。
もし、凄く強い技なら儲けもんだ。
少しして…全ての技を教え終わったようだ。
「フシギバナはハードプラント。
リザードンはブラストバーン。
カメックスは、ハイドロカノンじゃ。
力は自分で確かめるがいい。」
「有難う御座います。ア…あの、隕石好きの人、知りませんか?」
「下にある、ゲームセンターの親父さ。」
「ありがとうございました!」
言われたとおりにいってみる。中にいる人に話し
たら、その隕石が好きな人だった。が、3の島に、
娘がいるらしくて、探してきてくれといわれた。別
にすぐいかないとというわけでもないのでその話を受ける事に。
3の島…どんな島なんだろう。
面白い所だといいな。
さ、早く行かないと。
本日ゲットしたポケモン:無し
作者:(パチパチパチ)やっと島に入ったです。
手塚:一族の使いなんていないじゃないか。
作者:後にでてくんの!さ、早く終わらせて四天王いっちゃいなさい!