決着をつけよう。サカキ。


―トキワシティ〜ポケモンゲートへ―


トキワシティに戻ってきた。最後のジムに挑戦
するためだ。ポケモンの調子も上々。さ、最後
のジムだ。気を引き締めていこう!

―トキワジム

「…嘘だろ?サカキがジムリーダー?」

一瞬、俺は我が目を疑った。こいつがジムリーダー?
なんで悪の組織のボスがジムリーダーなんだ?…俺
はそれを、最終決着と取った。ここで勝って、決着を
つけてやる。そのときの俺は凄い気迫だったらしく、中
のトレーナーは皆、バトルを仕掛けることも忘れ、
びくびくしていた。そして…俺はサカキと対面した。

「サカキ…!」
「行ってよし☆」
「何でそれを知ってるんだ。」
「作者に言うよう言われたからな。」

1回作者を殴ってきて、気を取り直して話す。

「どういうことだ?お前がジムリーダーなんて。」
「実力のある者がリーダーになる。俺はここも
 兼ねつつロケット団を作っていたのさ。」
「そうか。じゃあ仕事を一つ無くしてやろう。
 その方が、お前も暮らしやすいだろ?」
「どういうことだ?」
「俺が勝ったらロケット団を解散しろ。」
「…くくく…はっはっはっは!威勢がいいな!いいだろう!」

サカキはサイホーンを繰り出してきた。こいつなら
スタリアのハイドロカノンで一発か。しかし…ファイン
の力も試してみたい。小手調べだ!

「ファイン!頼んだぞ!」
「エフィっ!」
「エーフィ?そんなんで勝てると思うか?」
「勝てるさ。」

こいつには効果抜群の技があるんだからな。

「岩落とし!」
「避けてアイアンテール!」

元々身軽らしいファインはすいすいと岩を避け、
なんとサイホーンの背後に回った。そして、鋼の
強度を持つ、ファインの尻尾がサイホーンの後頭
部を直撃した!多分狙ってない。しかし、素早さ
といい身軽さといい、トップクラスだ。どうやら戦闘
不能になったようだ。ファインは嬉しそうに飛び跳ね
ている。今度は二ドクインが出てきた。少しきつい
かもな。でも、ファインはやる気満々のようだ。引き続きいくか…

「地震!」
「サイコキネシス!」

地震発動は少し時間がかかるから、そうさせる前
に攻撃を仕掛ける。…うぉっ!?フィオンより強力
なサイコキネシスうちやがる。もしかして凄い逸材
を見つけてしまったのかも…一発食らっただけで
ニドクインはふらふらと混乱している。アイアンテール
でとどめを刺す。俺のフィオンはアイアンテール覚えて
ないからなぁ…覚えさせよう。結構強力だし、この先
重宝するかもしれないし。次はニドキング。こいつも
それなりに強そうだな。しかし…最後のジムなのに、
簡単に終わってしまった2匹が哀れだ…そんな事も
言ってられないけど、さぁ、3匹目。これを倒せは
勝ったも同然。気を引き締めないと。

「叩きつける!」
「避けろ!そして、スピードスター!」

ファインの身軽さは何かと活躍の場が多そうだ。
電光石化をしているかのような感じで、すいすい
っと避けていく。しかも、余裕で。体はフィオンより
小さいからか懐に潜り込んで、スピードスターを
当てた。もろに食らったニドキングはよろめいた。
間髪いれずに頭突きを指示。…やば。今思った
けど、頭突きしたの、鳩尾だ…あーあ、ニドキング
本気できつそう。だけど、勝たなきゃ。

「アイアンテール!」

ファインのアイアンテールが見事急所にヒットした。
ニドキングは戦闘不能に。ここらで代えるか。
ファインを下がらせ、スタリアを出す。

「ダグトリオ!岩なだれ!」
「甲羅に隠れろ!…ハイドロカノン!!」

岩なだれは甲羅にあたり、粉々に砕け散って
しまった。そして、隠れたままキャノン砲を出し
一気に攻めにかかった。見えてないのに正確
なコントロールでハイドロカノンはダグトリオにヒット。
一気にずぶ濡れとなった。風吹いたら絶対寒い
ぞ。よほど効いたのだろうか、一発ノックアウトと
なった。さ、最後のバトル。サカキは相変わらず
悔しそうな顔。ざま―みろ♪俺だって、伊達に
チャンピオン目指してるわけじゃないんだぜ。
最後はサイドン。スタリアを引っ込めて、フリア
を投入。ハードプラント一発で終わらせてやる!

「マグニチュ…」
ハードプラントだ!!!

サカキが言い終わる前にそう叫ぶ。すると、一声
大きく鳴いて、フリアはハードプラントを繰り出した。

ガガガガガガガガッ!!!!!

太かったり細かったりする木の根がサイドンを直撃。
あまりの威力にサカキは呆然としている。そして
サイドンは戦闘不能になった。俺の勝ちだ。

「…規定どおり、バッジをやろう。」
「どうも。…ロケット団、解散するか?」
「あぁ。約束だしな。しかし…俺は修行して
 もっと強くなる。そうしたらまた…勝負だ。」
「あぁ。もちろんだ。だが…二度とフォーカスを狙うなよ!」
「分かっている。じゃあな。」

サカキはそう言ってジムから消えた。一応これで話
は万事解決と言う事か。俺はジムを出てポケモン
を回復させに進んだ。よし、万全だ。バッジも全て
取ったし。これでポケモンリーグに挑戦できる!さぁ
進もう!意気揚揚と先に進む。連れて行くのは

フリア・フレイ・スタリア・ファイン・フィオン・ピカチュウ

だ。エスパータイプが二匹いるけどここはそれぞれの
力で乗り切れるはずだ。さて、どんなタイプがいるの
だろう?ガイドブックで確認確認。氷使いのカンナ
格闘使いのシバ・ゴースト使いのキクコ・ドラゴン使い
のワタル・チャンピオン…ここは空欄?いや、名が浮かび
上がってくる。…なんだと?

「チャンピオン・リョーマ。マサラタウン出身」

もう越前は先にいったというのか?そして、四天王を
全て倒したのか?…やるじゃないか。越前!四天王
に全て勝ってお前と試合をしよう!



最終的に戦うのは越前。絶対に負けない。
俺は、凛のためにもフォーカスのためにも負けはしない。
勝つ。絶対にだ。


本日ゲットしたポケモン:無し



作者:さぁ、チャンピオンはリョーマです!でもなんで凛のため?
手塚:凛と約束したんだ。一刻も早くチャンピオンになって
    1回フォーカスに行くとな。凛に逢いに。それだけの為に。
作者:べたぼれ。…もしかして凛の魅力を語れていったら今語りだせる?
手塚:あぁ。語ってやろうか?
作者:激しく遠慮させていただきます、はい。