今。お月見山の前です。これからハナダシティに行きます。


―お月見山〜ハナダシティへ―


今は丁度、お月見山前のポケモンセンター。さっき
ゲットした、プリン・オニスズメ・マンキー・ニドラン♂を
パソコンのボックスに預けている。ここから先は地図
もほとんどないそうだから、見つけた道を進んでいく
しかない。穴抜けの紐をたくさん買っておく。中で
迷って出られなくなったら嫌だからな。そうだ、ここは
どんな説明がついているのだろう。こういうのを見る
のが少し、楽しみである。

"お月見山・流れ星がたくさん降る事で知られて
 いる神秘的な山。ここに落ちた星の欠片は月の石と呼ばれている。"

…なるほど。何か、レアなアイテムをゲットできそうだな。

「…行くぞ、ピカチュウ。」
「ピッカ!」

中に入ったら、トキワの森ほどではないが暗く、石が
そこいらへんにごろごろ転がっているから、転ばない
ようにしないと…思った側から、何かに躓いてしまった。
でも、こけない。何かよく見てみると…

「ガッシャイ!」
「…イシツブテか。」

転がっていたイシツブテに躓いてしまったのだ。あー
怒ってるし、いきなりバトルか…仕方ない。フリアを
出して応戦。ゲットしてないから、ゲットしようと思ったが…

「ダネフシ…ダネダネ…」
「あー…間違えて倒してしまったか。別に
 いい。また出てきたらゲットすればいいんだ。」

力加減はよかったものの、レベルの差と相性で
倒してしまった。それで落ち込み気味のフリア。
ポケモンは、そんなに感情を表に出さないと思って
いたが…よく見ると表情豊かで感情の一つ一つ
をはっきり読み取る事が出来る。だんだん俺は
ポケモンの世界にのめりこんでいっているな…ま、
全く興味がないよりましだ。ピカチュウを連れたまま、
フリアもボールから出して一緒に歩く。機嫌をよく
させるためだ。しかし…その所為で、中にいるトレーナーから

「あの人、ピカチュウとフシギダネ連れて歩いてる。」
「かわいー。なんでだろ?」

などといわれる有り様。それでトレーナーだと分かり
バトルを仕掛けてくる者もいた。軽くいなして先へ
進む。中には梯子があり、それを使い、地下へ降りる。
少し進んでったら、先の方に胸元に「R」と書いて
ある服を着ている奴が。見つからないように岩陰に
隠れる。しかし、そのままじゃ先には進めない。
仕方ないので先に進む。その男の目の前を通っていったら…

「オイ、お前!ここから先に進むな!」
「…何故だ?」
「何でもいいからだ!進むっていうなら…俺に勝っていけ!」

なんつー無茶苦茶な事をいう奴だ。だが…普通に倒す。
倒せば通ってもいいんだからな。こんなところで道草くって
らんねー。先に進まなきゃ。先に進んだがあったのは道具
だけ。…ほう、月の石。珍しい物が落ちているんだな…
似たような感じで、昇り降りを繰り返していく。三回目位
だろうか、それを繰り返した辺り、ピッピを見つけた。
小さいなー。それに、ピカチュウ同様ふわふわしてる感じ
だな。あ、ピッピがこっちに気付いた。…しばし、沈黙が
続く。その後、ピッピは逃げ出そうとした。だが、トレーナー
の俺が黙って見逃すはずがない。

「ピカチュウ!電磁波!」

ピカチュウに攻撃指示。…よし、麻痺したな。動き
が鈍くなった所を見計らい、ボールを投げる。あっさり
とボールに入り、麻痺している所為なのか、すぐに
動きが収まった。よし。その後、勢いがついてイシツブテ
ズバット・パラスをゲットした。先に進んでいくと、白衣を
着た人を見つけた。化石がどうとかいってんな。俺に気付いて

「化石は僕が見つけたんだ!二つとも僕のだ!」

っていってきた。どうやら、化石を横取りに来た奴と
思われてるらしい。しかし、バトルに勝てば、どちらか
の化石をくれるらしい。ラッキー☆とか思い、バトル。
あっさりと勝ち。どちらをもらおうと考えた末、甲羅の
化石をもらう事に。相手の話では、グレンタウンという
所で化石の復元を行っているとかいないとか。そこに
はジムもある。後に寄る事にもなろう。その時、持って
行ってみるか。中をトキワの森の時の如く彷徨い、
やっと外に出られた。あぁ…陽の光がまぶしい。この
先がハナダシティか。少し手前の草むらではアーボを
ゲット。さ、先に進むか。


この先起こるトラブルは想像を絶するものになるかもしれない。
しかし、そんなに大きな騒ぎにはならないかもしれない。
どうなるか分からないがただ進んで解決していくだけだ。
絶対に、負けないぞ。


本日ゲットしたポケモン






区切り
作者:手塚―。早いところさぁ、ジム戦終わらせて先にすすもうよ―。
手塚:だったらお前がもっと早く話を書け。
作者:だって、これから忙しくなるから全く分かんないんだもーん。
手塚:…意地でも話を書かせてやる。