ジキル&ハイド

1月26日(日) 日生劇場 マチネ 2階B列30番

 

 

感想

8ヶ月ぶりの舞台。そして念願のジキル&ハイド。本当にもう楽しみで楽しみで。

席は2階席でしたが2列目だったし、舞台正面の席だったしとっても見やすかったです。

で、感想。

えーっと、とにかく自分の中で勝手な想像の上での舞台が出来上がっていたのと、CDが好きで好きで延々と聞いていたのが裏目に出てしまいました、ええ、それはもう(泣) 日本語の歌詞が頭の上を素通りして、英語が出てくるんだもん・・・。

オーケストラの音も軽く聞こえるし、ところどころで出てくるマジックもどき(人が浮かんだり、炎が上がったり)がちんけに見えるし(本場でもやってるのかな・・・)、変に思い入れが強過ぎたのか、あんまり納得出来る舞台ではありませんでした。

加賀さんは、初めのうちは結構いいなと思ってみてのですが、ジキルとハイドの対決の場面で、照明が無いとどっちを演じているのかがあんまり分からなかったのが残念でした。

マルシアは凄く良かった!歌は! 一人気を吐いてた印象。でもセリフになるとやっぱりちょっと訛りがでちゃってその辺は聞き取りづらくなったかな。でも歌が本当に良かったのでそんなのどうでも良いよ!と思えてしまう(苦笑) 役としてちゃんとルーシーとして見えたので良かったです。

池田さんはかっこよかったよ(笑) いやもちろんそれだけじゃなく、ジキルとの良い友人関係がきちんと見えた。その辺やっぱりCDではあんまりわかんなかったから。ただ調子悪くて声が時々裏返ってたのが残念。歌も辛そうだった。調子良い時に見てみたかったです。

アンサンブルは良かった。というか、やっぱり音楽が凄く良いんだなと思った。もともとアンサンブルのFACADEが好きで、その辺はぞくぞくっと来た。だけど「MURDER,MURDER」は一番好きな曲だっただけに「事件、事件」って歌われてしまうのが悲しかった(涙)

さてさて。肝心の知念だわ。ああ(苦笑)

1幕見た時点では60点くらいかなーと思った。もともと歌えるわけだし、デュエットとかじゃなければOK。他の人と一緒になるとひとり浮いては見えた。声がキンキンするときもあるけど、でもそんなに気にならないし、演技も思ったより良かった。ただ全然印象に残らないなーと。あんまりお嬢様には見えなったし(苦笑)

ただね。本当に、最後。クライマックスですよ。ジキルがジョンに撃たれた後。「ジョン止めてー」・・・うわー、みたいな(苦笑) 本当に最後の最後でぶち壊しだよ、と思ってしまった。あれはちょっと酷い感じが・・・。