宝塚宙組「エリザベート」
2月26日(金) 宝塚1000days劇場 マチネ E席33列75番
お席について
本当に最後の最後の席という感じです。上手側の一番後ろ、最後の番号。でも1000daysの良いとこでそんなに舞台は遠く感じませんでした。上手側の袖舞台(?)がちょっと見にくいくらいです。
しかしこれが¥2.000かぁ・・・昔の東宝劇場は¥1.100の席があったのにねえ。
一幕の感想
今回もオペラ座の怪人と同様にあらすじをちょっとだけ読んでの観劇となりました。良いと言われているので、特に準備が無くても平気かなーと思って見始めました。
一幕の感想としては、花總まりさんのシシー時代がけっこう印象に残りますね。バリバリの娘役なのにかわいい感じがけっこう出ていたと思います。しかし!歌のほうが・・・(>_<) もう少し歌える印象があったので、ちょっと残念でした。
で、その一方で和央ようかさんが、初めて見たのですが歌も上手くて、フランツかっこよかったです。湖月わたるさんはあまり印象に残らない感じ。可も無く不可も無く・・・
主役、トートの姿月あさとさんは、すごく久し振りに見たのですが、歌の上手さは変わらず、演技のほうも上手くなった? 声量あるし、立ち姿もかっこいいし、申し分無いですよね。でもやっぱりこういった歌で話が進んでいくほうが得意なのかしら?
場面としては鏡を上手く使っているなあと思いました。面白い使い方ですよね。
宝塚の謎
たいした謎じゃないんですが、宝塚は休憩時間に客席で飲食をして良いんですよ。それがけっこう不思議で。上演中じゃなければ飲んでも食べてもいいなんて、他の劇場じゃあんまり無いですよね。持込だって禁止のとこがあるのに。こうゆうところが大衆向け(?)なのかなー、とちょっと思ったのでした。
2幕について
ある意味この人を楽しみに見に来ていました、今回のエリザベート。大人ルドルフの樹里咲穂さん。歌、踊り、芝居、全てそろった男役さんですが、やっぱり良いわ〜(^.^) ルドルフとして出てくるのは本当に少しだけなのに、楽しみにしていたこともありますが印象に残りました。淋しさとか孤独感とか。
ただ最後トートに操られるとこは、背の高さがあだとなって、トート姿月さんの顔が良く見えなくなってた。もう少し2人の身長に差があると、良かったのにな。残念。
印象に残ったこと
ルドルフが死んで葬儀のシーンでちょっとうるるっと来ました。エリザベートに共感できたというか。でも泣きそうになったのはここだけで、後は普通に見終わってしまいました。
黒天使の皆さんは、誰が誰かは分からなかったのですが、前から言われていた様に、怪しくは無いですね。これは姿月さんにも言えるんですが、さわやか〜な感じ。もうちょっと妖しい色気みたいのが感じられたらな〜。
それと、これは劇場のことですが、静かな場面で高速道路の車の音が随分聞こえて・・・エンジンふかす音とか。仮設だけど、もう少し壁を厚くしても良かったんじゃないだろうか。感動している時に聞こえて欲しくないなー。
印象に残った人は、樹里さん。それとマダム・ヴォルフをされた鈴奈沙也さん。スターレイの萌水せりかさん。あとは・・・
もう1つ印象に残ったことといえば、「エリザベート」のT! ♪エリ〜ザベ〜〜T!! T飛ばしすぎじゃないかなー。ちょっと失笑もの。(実際かなり笑っちゃった)もうちょっと普通に・・・
最後に
思ったよりさらっと見終わっちゃって、う〜んと思いました。おかしいなー。普通。それなりに楽しめたけど、そんなにはまらないかなー。もう一回見たい気もするけど、見なくてもいいやみたいな(^_^;)
ただ、私と友達の間で樹里株急上層(笑) ファンクラブにも入りそうな勢いになってました。あー月組時代のウェストサイドストーリーのアニタ、見たかったなー。