宝塚星組「ウェストサイド物語」
6月3日(木) 宝塚1000days劇場 ソワレ E席30列73番
ぎりぎり
開演時間を30分間違っていて、ぎりぎりに劇場に到着。しかし客席に入ってびっくり。C席後ろはほとんどお客さんが入っていませんでした。5列以上お客さんの誰もいない列があり、さらにセンターに10人くらいしか座っていないところも。私達はE席で、端の方なんですが、これは移っても良いんじゃないのと言う感じ。お披露目公演なのにこんなんで良いのー??
勝手気ままな感想
1000daysはオケボックスがないので、ずっと録音だったのですが、今回のウェストサイドは無理やりオーケストラ(・・・て程でもなさそう)が入っていました。でもやっぱり生は良い感じ♪
さて、感想というか、今回は今まで見た中で初めて「・・・もう来なくても良いかも」なんて思ってしまいました。
まず主役トニーの稔幸さん。これは可哀想なんですが、すっかり声がつぶれてしまっていました。歌になると途端に声の伸びがなくなり、高音がかなりのがらがら声。かすれ声。一緒に行った友達曰く「Tonight」の最後は3度音を下げて歌っていたそうです。ただ、2幕最後らへんで、かすれ声のまま歌っていたのは却って必至さみたいのが伝わってきました。怪我の功名かな。
マリアの星奈優里さん。んーーーっと(^_^;) 踊りの人らしいんで・・・。なんていうか「少女」というより「お嬢様」みたいな感じだった。う・・・・。これ以上は書けない(^_^;)
リフの絵麻緒ゆうさん。初めて見たけど、いいんじゃないですかーーー??!! ジェット団をまとめている顔と、トニーにだけ向ける顔の違いとか。かっこ良かったです。
ベルナルドの彩輝直さん。いつ以来だ、見たの? 月組時代を知っているものとしては、「立派になって(T_T)」と、思ってしまうんですが、なんか幼く見えてしまうのは何故だろう。なので、マリアの「兄さん」にはちょっと見えなかったかなー。でも頑張ってるのは分かった(笑) あと遠目に見た時麻路さきさんに似て見えてしまって・・・。
アニタの羽純るいさん。もうちょっと存在感が欲しかったです。姉御肌的なものとか。でも「アメリカ」は楽しかった。アニタの感想は、月組を参考にしてしまうので、ちょっと辛口になるかしら。別に見たわけでもないのに月組のアニタ:樹里咲穂さんが好きな者としては(笑)、樹里アニタの評判も良かっただけにね。やな見かたをすれば、娘役の人にしては頑張ったのではないでしょうか。
その他気になった人は、なんといってもアクションの音羽椋さん!! 誰だか分かっていなかったんですが、アクションに目が奪われること多かったです。
それからエニー・ボディズの美椰エリカさん。ジェット団達の群舞ではちょっと1人振りが流れたりしてたけど、でもそれ以外では良かったです。
そして!! なんといっても影ソロの秋園美緒さん。感動・・・・。上手いし、その場面に合ってたし。言う事ないです。役としては覚えてないけど(^_^;) フィナーレのエトワールもされていましたが、「これが正しいエトワール」と言うのを久々に見ました。
印象に残った場面としては、やっぱり体育館のダンスシーン。素晴らしかったです。こんなダンスは宝塚で久し振りに見た。
問題点・・・?
フィナーレになっているショーは、本当にとって着けたような感じで。確かにウェストサイドが終わった後の出演者が1列にお辞儀をするだけで終わるのは、ちょっと淋しいです。でも、このフィナーレはないんじゃないかなー。短いからそう感じるだけ? トップお披露目で、ショーを付けたいんだろうけど、中途半端にウェストサイドの曲を使いすぎではないかと・・・。うーーん。難しいなー。
それから!! これだけは言わずにいられない、携帯電話!!!! 最後の最後。トニーがうたれ、マリアがジャット団、シャーク団に訴える一番大事な場面。劇場がシーンとしている中、鳴るんだよ携帯が!!! しかもかなり長い間!!(怒) さいてーっすね。
最終的に思ったこと
実は2年前にうちのサークルのOB合唱団が、ウェストサイドを歌ってるんですよ。「AMERICA」「I Feel Prity」「Tonight」などなど。もちろん原語で。その時のインパクトが強すぎて、あんまり冷静に見れなかったような気もします。すんごいマリアだったんだから(笑)
それと、月組バージョンがとってもとっても見たくなりました。やっぱり私は月組ファンなんだということが分かりましたね。あはは・・・。
で、感想としては、上記の通り。「また見たいとはあんまり・・・」というのが素直な感想。思い入れの違いかな? 友達はまた見たいって言ってた。