ワルツが聞こえる?
11月20日(土) アートスフィア ソワレ 3階A列16番
ドキドキ
久し振りに1人観劇。しかも知らない劇場。ドキドキですね〜(笑)
アートスフィアはモノレールの天王洲アイルにある、ということで初めてモノレールにも乗りましたが、なんか面白いですね。座席の配置とか。車輛の真ん中に1列ボックス席がついてて、その両側につり革がだーって並んでた。
駅に着くとどうも降りる方皆さん劇場に行かれるみたいで、人の波に乗っていったら知らない間に着いちゃいました。駅からすぐで、結構きれい。いや、めちゃきれいでした。
入り口でチケットを切ってもらうと、入ってすぐ階段があります。階段を上がるとそこがやっと客席入り口で、1階席ロビーになってました。で、もう1階分上がると2階、3階席はさらに上。実質4階分上がってるんだよね。はあはあ。と中でプログラムを買ってくるの忘れた事に気がついたけど、今すぐまた降りて昇ってとやると疲れるから諦めて、休憩時間に買いに行く事にしました。
劇場の中は、3階席だから・・・と思っていたけど凄い見やすかったです。ちょっと目の前の手すりが邪魔だったけど。1階席の最前列を見たら、舞台との距離がめちゃめちゃ近くてびっくりでした。舞台と客席との段差もそんなにないみたいだし。2階席と3階席の左右はボックス席になってました。かっけ〜。しかし・・・3階席、がらがらだったな・・・。
あらすじ
アメリカ人のキャリアウーマン、リオーナ・サミッシュ(大浦みずき)は、夏休みに初めての一人旅行でイタリアのベニスにやってきた。宿泊先のペンショーネではオーナーのシニョーラ・フィオーリア(大原ますみ)が歓迎してくれる。
一緒に泊まる客は同じアメリカ人の2組の夫婦。中年のツアー客マッキルヘニー夫妻(園岡新太郎・福麻むつ美)、そいて若い画家のエディ(松岡英明)とジェニファー(詩乃優花)の2人。観光には現地の男の子マウロ(南里侑香)を案内人にしてリオーナは旅行を楽しもうとしていた。
そんなときある店先で赤いヴェネチアングラスに魅せられる。そして、そこの店の店主であるレナート・ディ・ロッシ(草刈正雄)と出会う。1つしかないヴェネチアングラスをどうしてもペアでほしいと言うリオーナにとても親切なディ・ロッシ。初めは何か下心があるでのはと疑っていたリオーナもやがて少しずつディ・ロッシに惹かれていく。
しかしディ・ロッシには妻と、さらに子供もいる事が分かった。ディ・ロッシのことを諦めようとするリオーナに「ベニスの流儀」と言ってリオーナを愛している事を語るディ・ロッシ。そしてついにリオーナの頭の中にワルツの調べが聞こえてきた。
・・・いつもね、プログラムのあらすじとかを参照に書くんだけど、何故か今回のあらすじがリオーナの1人称で書かれていて、それを直すとなるとわかんなくなってきた(^_^;)
感想(役者編)
大浦さんは、かわいい感じがしました。コメディっぽくなるとこの方が好きだったかな。で、歌の方が・・・。幕開きの歌がちょっと歌詞が全然聞き取れなくて・・・。ダンスシーンもあんまりなくて残念。幻想の中でのワルツシーンは凄くきれいだったけど。本当に凄いきれいでこのシーンだけでももう1回見たいかな。
草刈さんも歌が・・・。歌っつーか声なのかな。日本人ぽい印象であんまりこう、あってないというか。声を張って歌った時は良かったけど。あ、でも一曲凄いおかしい曲があって、それは楽しかったです(笑) 1人で二役やってるんだけど、女の人の裏声と普通の声とをころころ代えるの。おかしかった。上手かったです〜。あと、印象的だったのはリオーナを抱いている時の手!! さわさわ〜って感じでリオーナの腕をなでてるんだけど、うわー、大人だわ。お子ちゃまの私には刺激的だわ。とか思っちゃったりして(爆)
で、この作品を見に行こうという決め手になった松岡英明〜(^.^) もっと歌うのかと思ってた。そして、私は彼が彼の言葉で彼の曲を歌うのが好きなのだと分かりました。あんまりこの役にキャスティングされた理由が・・・??? あと、やっぱり線が細いんだよね。線が細いというか実際ほっそいからあんまり舞台栄えしないんじゃないかな。結構重要な役どころで、妻がありながら「ベニスの流儀」にのっとって、彼はフィオーリアと浮気しちゃうんだけど、あんまり嫌味に見えなかったです。つうか、なんも考えてないのか??(^_^;)
彼の妻役の詩乃さんは、初め誰だか分からなかったんだけど幕間にプログラムを買ってやっと分かった。宝塚の花組にいたんけど花組時代の印象があんまりない・・・。いや、名前は良く聞いたし、良いという事も聞いてたんだけど、何分私が花組あんまり見てないし(^^ゞ 思ったより声がキンキンして聞こえた気がしました。かわいかったけど。この夫婦がね、なんで夫婦なんかなーとちょっと疑問だったかな。
それから園岡さんと福麻さんの夫婦はもうおっかしいし、とにかく印象的でした。良かった〜。私のイメージとしてアメリカの中年おしどり夫婦みたいだった。奥さんがどーーんって感じに態度も体型も(笑)してて、でもだんなさんもそんな奥さんの尻に引かれながらも愛し合ってて。年取ってもかわいいって感じ。歌も園岡さん、良かったなー。福麻さんはごめんなさい。印象に残ってない(^_^;) 園岡さんはちょっと訳ありで注意して聞いてたけど、いやー、もっと聞きたかったです。
ダンスキャプテンという役(?)の吉野圭吾君!! 久し振りです。実は96年のウツのツアーにバックダンサーとして来てて、それ以来です。つうか本職の圭吾君見るの初めて〜。ダンスは超超かっこ良かった!! 上記の大浦さんのとこにも書いたけど、ワルツのダンスシーンが本当にきれいだったの。大浦さんも踊れる人だからもう指先までピッとしてて、本当に素敵だった。あと圭吾君で印象に残ってるのはゴンドリエという役。私は道化みたいに思えたんだけど、印象的なダンスをして物語を進めていく感じでした。それもね、手が長いのかなーって思えるようなきれいなダンスでした。ただねー、所々でどうもウツのツアーの時にやっていた「ファントム」を思い出してしまって・・・(半そでの黒Tシャツに黒マント)。ごめんね、ちょっと思い出し笑いもしてた(^_^;)
フィオーリアのペンションのメイド、ジョヴァンナ役の香坂千晶さん。彼女も宝塚の人だったみたい・・・。上手いんだろうなって感じ。歌はあんまりなかったけど、色々おかしい部分を1手に引き受けてた感じ? セリフもイタリア語ばっかりだったしね。動きとかそういった部分で面白かったです。
フィオーリアの大原さんは、マダムって感じかな。ペンションを切り盛りしてるっていうより、優雅な感じでした。歌良かったです。2幕の最初にリオーナ、ジェニファー、フィオーリアの3重唱があったんだけど、それが結構幻想的・・・って言うのかな。それぞれがそれぞれの思いを歌っていて印象に残ってます。
マウロの南里さん。ちゃん? 元気いっぱいでした。もうちょっとうーん、って思う時もあったりして(^_^;)でもかわいかったです。
その他ではアンサンブルでレ・ミゼラブルでいっぱい見てきた西村直人さんがいらしてたんですが、オペラグラスを使っていなかったので、分からずに終わってしまいました。
感想(舞台編)
場面転換のたびに幕降りたりは、相変わらず私は好きでないみたいです。
それから赤いベネチアングラス。もうちょっと象徴的な印象的な扱いだと良かったなーとか思ったんだけど。
最後結局リオーナとディ・ロッシは別れるんだけど、その辺りは結構ぐっと来ました。ぐっと来たんだけど割とあっけなく終わっちゃった気がしたかな? 考え方の違いから気持ちがすれ違っていってしまうんだけど、思ったより私の中ではあっさりだった。
なーんかこうやって見てみると結構批判的ですね(^_^;) 見てるときは面白いとこもあったし、それなりに楽しんでたんだけどね。思ったより歌とダンスが少ない印象だったので・・・
いらいら
ほんっとうにもう。いいかげんにしろってくらい周りがうるさくて・・・(怒) 隣の女の子2人。どうもアンサンブルの誰かのファンなんだけど、もう出てくるたんびに話ししてて、うっさいっつーの。なんか食べながら見てるしさー。それから斜め後ろに座ったおばさん3人組。アメ舐めるぺちゃぺちゃって音がうるさいんじゃ。
この2組がまたオーバーチュア始まってもずっとしゃべってて、2幕なんて幕前に圭吾くんが出てきて踊ってるっていうのにしゃべってるし。超小声で「うっさいなー」とずっと言ってました(^_^;)
おばさん達は帰り際に「階段が大変だけど結構良く見えたわねー」と言ったけどね、こっちは3階まで登ってきて回りがこの客かよとかなリ思いました(怒)
もういっちょ
プログラム売り場で、舞台の生写真を4枚1000円で売っていました。は、初めて見るこんなの。まつぼーと圭吾君に一瞬心引かれるがお金ないのでやめました(^_^;)
それといろいろチラシを貰ってきたんですが、まず一番の収穫はまつぼーの12月23日のライブのチラシ。うーー、やっぱり行きたいかもーo(>_<)o
それからアートスフィアの次回作、劇団☆新感線の「LOST SEVEN」のチラシ。めちゃめちゃかっこいい!! 凄いきれい。もう1枚貰って来ればよかった。紙もおもしろいしおしゃれです。