中村精密 Nゲージ C56(3輌)プチ整備

2021/5/10


最近、気が付けばネットオークションでポチポチと。
中村精密(ナカセイ)のC56が3輌ほど手に入りました。

1輌はケース入りの普通の中古。

2輌目、3輌目は他の蒸気と一緒に100均のファイルケース加工品の箱に。
こちらはケースの内側に滑り止めのクッション材が敷かれていて
最初はピッちりくっ付いていて剥がれませんでした。

とりあえず、動くようにプチ整備しようかと。

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1輌目

中村精密 Nゲージ C56
ケース入り。上蓋はヒビが入っていました。
定番のようです。
若干の塗装剥げと、少しの埃。
外見は問題なしです。
さっそく線路に載せてみますが、ピクリともしません。
テンダーの車輪の集電能力が低く走りがいまいちとか。
車輪を清掃するため「クリーニングペン」というのをポポで見つけました。
テンダーの車輪をキュコキュコと清掃。
最初は動きませんでしたが、テンダーを上から押し付けると走り出しました。
動輪も清掃してみましたが、大して変わりがなかったです。
思い切ってヤスリ掛けすることにします。
テンダー裏側のビスを緩めます。
車輪をはずします。この時、絶縁方向を覚えておかないと、後でショートの危険があります。
軸受けも念のため、清掃。
車輪をスティックヤスリでヤスリ掛け。
表面がピカピカに。
組み立ててから試走。
最近のメーカー製蒸気には及びませんが、それなりの低速も大丈夫になりました。

2輌目

ここに2輌、並んでました。
公式側はまあまあ綺麗。
非公式側は悲惨な状態。
滑り止めのシートのスポンジがくっ付いてます。
やはり線路上でピクリともしません。
とりあえず、走行できるように
テンダーの車輪をヤスリ掛け。動くようになりました。
ちょっと様子が変で、ゴムタイヤを履いた動輪がちょっと浮き気味です。
どうやら先台車がカプラー取付ビスと干渉しているようです。
ビス3本はずして上下分離。
カプラーを取り付けるために先台車を一部削ってありました。
カプラー撤去。
試運転。OKです。
さて、問題の付着スポンジ除去です。
ダメ元で、スーパーで購入した「洗剤いらずの清掃シート」なるもので拭いてみます。
意外と落ちました。
よく見れば塗装が浸食していますが「使い込まれた中古」と言われれば納得の状態です。
元気に走ります。

3輌目

3輌目の公式側はそれなり。
非公式側は2輌目よりひどい状況。
まずは走行できるように作業。
テンダーから車輪を外してヤスリ掛け。
ボイラー側を見たら、下回りの押さえ板のビスが外れかけ。
増し締めして組立。
線路に載せてもいまいちな動き。動輪もヤスリ掛けします。
よく見るとウォームギヤがぎこちない回り方だったので注油することに。
モリブデングリスをちょびっと。
下回りも一旦ギヤを露出させて注油。
見違えるように動くようになりました。
スポンジ除去はまたも清掃シートを使用。
あらかた落ちましたが、塗装の浸食が2輌目よりひどいです。
とりあえずは動くようになりましたが、ちょっと不満です。

以前から欲しかった車両だったので3輌もてに入って至福。

テンダーの車輪は他メーカーの車輪と交換するのがよく知られているみたい。
「Nゲージ蒸気機関車」サイト様とか。
なんとなく、元の車輪を外すのは躊躇われたので・・・

でも、塗装のほうはどうしようかな?

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