エンドウ 9600形 蒸気機関車 [デフ付き] 修理

2014/9/5


かなり前に入手した、エンドウの9600。
デフ無しの最初のものが1980年で、デフ付きが1981年らしい。

発売時には購入できず、ちょっと遅れて入手したような。
たしか、田端にあったグリーンマックスで買ったはず。

9600はこれしか製品がなくて物欲がそそられたもんです。

またもやオークションの情報で「テンダーが膨れてる」とか。

しばらく振りに引っ張りだしたら、なんじゃこりゃ~状態でした。

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エンドウ 9600形 蒸気機関車 [デフ付き]
実際は「除煙板付」と書かれています。
横から見てもなんともありません。
上から見ると、テンダーの片側がパックリ。
ひとりキマロキ?
テンダーを外して下から。
中身は全部ウエイトですが、それが膨らんでいます。
前から。
テンダー前部をこじると上回りが外れてきます。
「Nゲージ蒸気機関車」さんのサイトのコラムにあるように、ポッチがあってウエイトに食い込む形になっています。
無理すると上回りがばらばらになりそうです。
実は後部にもポッチがあります。
しかも、ハシゴが上回りにくっついているので、前ばかり持ち上げるとハシゴが変形します。
前と後ろをちょっとづつ持ち上げるのが良いかと。
外れました。
しかも石炭まで。
プックリ。
2本のビスを外すと下回りと分離します。
モーターの片方は線が出ていて連結板を通してエンジン部に繋がっています。
テンダー自体からウエイト経由でもう片方の端子に繋がってます。
車軸のギアは金属製。
テンダーと直接接触している端子の方が膨らんでます。
端子とウエイトの化学反応か、電流が流れたことによるものか謎です。
デフなしと比べてみます。
こちらは製造が1年早いとか。
テンダーに異常はありません。
テンダーをばらして見ます。
ギアはプラ製。
ウエイトの質感がなんとなく違うような。
違う金属?または配合が違う?
とりあえず、デフ付きの方をばらします。
モーターをこじるとモーターが外れます。
絶縁紙が2枚入っていました。
アップ
モーターとウエイトの間にはゴムのスペーサーがあります。
飛び出ている部分をヤスリで削り取ります。
アルミとかの柔らかい金属を削るためのヤスリを使います。
ツライチになるまで削ります。
終わったら綺麗に削りカスを取り除きます。
下回りから出ている線を、モーターの端子と絶縁紙の間に挟み込むようにしながらモーターを入れます。
挟み込みが弱いと線がすぐに抜けてきます。
ウエイトを下回りにビスで取り付けたら、いちど動作試験をします。
絶縁不良に注意します。
テンダー自体は真鍮のようで半田付けですが、石炭部分は接着剤で付いていました。
ドキドキしながら半田付け。
へたくそ・・・
石炭部分をエポキシで接着し、固まったら組み込みます。
元気に走ります。
ちょっと重たい音だけど、こんなもんです。
もう1台、デフ付きがあってそれもプックリなんですよね。
何が原因なんでしょうか。

バランスのいいプロポーションで結構好きな模型です。
ボイラーに入れる発煙装置を入手できなかったのが心残り。

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