クモヤ790-1 タイプ? 修理

2014/11/8


押入れの中を整理しているときに出てきた1両。
明らかにメーカー完成品では無く手作りの品。

箱にも、ボディーにも形式名は無く「ホワット ユア ネーム?」状態。
事業用車なのは分かるけど、細かいところまでは不明。

だんだん思い出してきた。
確か10年以上前に岐阜にある模型屋さんで購入したような。
お店のおじさんがキット等を自分で組み立てて販売してた。

ネット等で検索したら「クモヤ 790-1」のような雰囲気。
だけど何気に違う部分があるし、そもそもどんな製品だったのか?
キットなのかフルスクラッチなのか、それすら不明。

箱から出してみたらちょっとビックリ。
パンタグラフがピョンと飛び出すし、ボディーがカタカタいってるし。
床板とボディーが固定されていないか、外れちゃったみたい。
というわけで、少しばかりすっきりさせましょう。

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KATOの箱に無理やり収まってる。
どこにも形式名が無い。
箱から出したらパンタがピョーン。
側面その1
側面その2
正面のカドにも窓。
検索すると「クモヤ 790-1」らしいのだけど・・・
なんか違う。
高圧配線等があっさりし過ぎ。
パンタも違う。
模型はZパンタになってる。
スプリング付きで可動するけど、固定できない。
外国製じゃないのかな?
ダミーの連結器が付いててちょっと邪魔。

年代から言って晩餐館のキットではなさそう。金属ではなくプラだし。
たぶんGMのキットに入っている前面を使って作った「タイプ」だと思う。

カタカタいってるわりにボディーが外れてこない。
ダミーの連結器のはみ出した部分が押さえになってる。
ニッパーでもぎ取ります。
雑にやったら連結器のあったあたりが破損しました。
これでボディが外れます。
台車を少し横方向にこじると外れます。
床板と動力部分が固定されていません。
ゴム系接着剤を少量つけます。
ボディ側の段差にもゴム系接着剤を少量つけます。
今後、外すことがあっても少量の接着剤ならなんとか外れるのではないかと思って。
ボディと床板が合体。
台車を付けてみるとちょっと変。
他の車両と比べると、カプラーが上を向いてます。
カプラーポケットから先が上を向いています。
ヤットコで無理やり曲げました。
折れない程度の力を入れて。
同じ高さになりました。
カプラーが上を向いていたせいでぶつかっていたと思ったら
ダミーカプラーの付いていた周りの部分が当たってました。
しょうがないので撤去します。
完了です。
高圧線に色剥げがあるので、後で塗料を入手してからタッチアップします。
完成品の動力なのでスムーズに走ります。
収めるケースを修正。
真ん中辺にある出っ張りをカッターで切り取り。
前後に動かないように何かを入れないと。
ポポンデッタの貨車のケースにあったスポンジを用意。
角っこを切り取ります。
いい感じに収まりました。
名前を書いた紙を入れておきます。

押入れから出てきたときは「なんじゃこれ」って思いました。
記憶を呼び戻すのにかなり時間が必要でした。
作った人もそうだけど、これを見つけた自分もマニアック。

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