AMANO'S
超・究極のBH
投稿 独創SP
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このページは、ステレオ誌「工作人間大集合・投稿編」の、パクリ風、Web版です。
自作派の方々の、力作、会心作などを発表されるスペースとして、ご利用ください。
                      (スピーカーはバックロードに限りません)
         岩田 さんの作品 (RF D-508)         Received, Feb-14-2002    
この作品は、ステレオ誌2002年度工作人間大集合(7月号29ページ)に掲載されました。
複雑なスロート部と板取図などが示されています。
全体像
バッフル面積最小
高級家具調の外観
ネットを外す
ネットを外す
トゥィターはJA-0506II
補強
背面板を固定する直前
補強用アルミフレーム
前作音道
前作(FE88ES用BH)の音道
ステレオ誌より拡大転載
主要スペック
ユニット:FE208ES, H*W*D:970*501*545,
スロート断面積:204cm^2, fc:20Hz, 音道全長:255cm,
空気室容積:14.7L (現在、クロスオーバー約185Hzに調整).
ひとくち特徴
完全なCW型で、直管なし、バッフルは最小、不対面変形空気室とセンタースロート、サブロク合板5枚で一組を製作した、FE208ES用オリジナルBH。
設計と製作のポリシー
1.音質最優先で、妥協はしない。
2.デザインを崩さず、小型化。
3.コストは出来るだけかけないが、作り易さなどは、まったく考えない。
4.家具調仕上げに徹する。
岩田さんのコメント
手押しの電動丸ノコで100パーツ余りカットしました。木口の傾斜カットは、パネルソーで前もって垂直にカットしたあとに行うのではなく、丸ノコのガイド角を調節して、一発で行いました。手押しの傾斜カットはとても難儀で、達人並みの腕前が必要です (ノコ歯が2枚だめになり、これは大変な物を設計してしまったと思いました)。
組立てには、木工ボンドと特殊な木ネジ(軟木用ハイブロー)を使いました。
組立操作も、パズルを組む様で、何度もイメージトレーニングをしたり、作業工程チェックシートを作ったりと必死でした。
補強には、複雑な形の頑丈なアルミフレームが、偶然、大量にあったので、これをエポキシと木ネジで固定しました。どれだけ効果があるのか良く分かりませんが、合板による補強のような体積抵抗はないので、ふんだんに使っています。鳴きのようなものも全く感じません。
仕上げは、水性ステインと水性ウレタンニスそれと一部スプレーペイントです。もちろん、木ネジの頭はパテ仕上げで目立たないようにしてあります。木目は手描きで、ラワン合板でも高級感を出せます。
いずれにせよ、HPに載せるには、あまりにも一般性がなさすぎるのではと思いますが・・・いかがなものでしょうか。
岩田さんのプロフィール
岩田さんは、ステレオ誌[工作人間大集合・投稿編]に参加され、その作品は、「アイデア抜群」・「仕上げがキレイ」・「オリジナリティあり」、の評価を得ています(2000年7月号34ページ)。
また、広島 オメガの会 で活躍されており、次のページからも、プロフィールの一端が窺えます。
                          岩田昌史のページ
                          第8回オメガの会報告2001
s−ultra のコメント
この作品の真価は、外観や仕上げだけでなく、内部構造にあるのですが、方眼紙に引かれた組立図と板取図を、判読できる程度の解像度にするとファイルサイズが大きく、残念ながら、割愛しました。
そこで、上記、ステレオ誌掲載の前作(FE88ES用BH)を引用します。
本作の音道スタイルは、開口部から4本目までは、前作と同様です。
肝心の空気室とスロート周辺は、忍者屋敷、箱根のカラクリ箱並みの、筆舌に適わぬ、複雑さです。この部分の構造の詳細に関心のある方は、岩田さんに、ご連絡ください。
                          岩田さんへのメール
 
この作品には、「アイデア抜群」・「仕上げがキレイ」・「オリジナリティあり」、に加えて、「デザインがユニーク」・「これぞ匠の技」・「よくも、まあ、ここまで・・・」の評価を差し上げましょう。