深夜の詩人

 

こんなに眠くては
詩など書けない

使える言葉は
窓枠から覗いた程度の中でしか探せない

昔みたいに
好きなだけ喋り続けることなどできない

一つ一つが
擦り傷からしみ出す
血のようになっている

もっと考え深くあらねば
ならない