| <2007年6月8日付> |
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○李登輝・前総統がついに靖国神社を参拝した。李登輝・前総統の退任後の日本訪問は、心臓手術の2001年4月、観光の2004年12月に続いて3回目となる。最初は激しく抗議していた中国も、回を重ねるごとに抗議のトーンを落としてきた。そこを狙いすましたかのように、靖国神社への参拝を実行したのである。中国の外交部スポークスマンはいつもと同じようにすごんで見せたが、どうも阻止しようがない。個人的な行為とはいえ、李登輝・前総統の靖国神社参拝が持つ政治的意味は、お互いに分かってのことだろう。賛否両論があって当然だ。しかし、62年前に高雄で別れ、後に日本兵として戦死した兄を思って涙ぐむ李登輝・前総統の姿を見ていると、参拝に行くなというのが無理な話だと感じる。すでに李登輝・前総統の個人的な主義主張とは関係がない、人の心情の問題だ。そのあまりに複雑な心情の原因を作ったのが日本であることは、肝に銘じておくべきだろう。ただ、李登輝・前総統はクリスチャンだったはずでは。宗教的な観点からは神社参拝はどう説明するのだろう。 ○オフィスの隣に職業高校がある。この高校生はなかなか出来が悪い。学校のそばでたばこを吸っているし、それを先生も注意しないのだから大した学校である。以前、近くの食堂で人手が足りないというので、この学校の生徒をアルバイトで雇えばいいじゃないかと勧めたところ、あそこの学校の生徒は使えないという返事が返ってきたくらいだ。うちのスタッフが先日、バスに乗ったところ、ろくでもない格好をしたこの学校の生徒と乗り合わせた。ところがこの生徒が、お年寄りがやって来ると席を譲ったというのである。思わぬ行為になかなか感心したいとうこと。ところが別のスタッフによると、バスに乗り合わせたこの学校の生徒は、お年寄りがやって来ると寝たふりしていたという。生徒にもよるのだろうが、学校によっても違うのだろうか。有名校の生徒を見掛けると、隣の学校と違ってさすがに賢そうな顔をしている。日本の高校生の場合はどうだろう。最近の高校生は席を譲らないというのが常識だと聞くが、やはり個人や学校によって違うのだろうか。 ○ここのところ豪雨が続いている。梅雨だから当たり前だが、台湾は確かに雨が多いところだ。この雨で、今年はかなり早い時期に各地のダムが満杯になっていて、夏季の水不足の心配はないとのことで安心した。ただ、さっそく浸水の被害が出ていたし、地盤が緩んでいるからこれからがけ崩れや土石流が心配である。そうした中で、最近、スタッフの1人が台北県の烏来方面に出かけて川のそばまで行くと、雨上がりで霧が水面にたなびくのがとても美しかったという。ヨーロッパの風景みたいだったそうだ。うっとうしい天気が続きこの時期だが、そのまま額に切り取れば絵になりそうな雲や霧の変化を見るのは楽しい。オフィスの窓から見える山も、水墨画のような風景を見せてくれる。それが刻々と変化していくのは見ていてあきない。(早) |
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