『台湾通信』編集後記

<2007年7月6日付>

○陳水扁総統の娘婿、趙建銘・被告が二審判決で懲役7年の判決を受けた。台湾土地開発公司の株をめぐるインサイダー取引の罪である。さらに上訴できるものの、一審より二審は刑が重くなっており、台湾の人たちの感想は「まだやるのか」というところだ。彼の評判は極めて悪い。その判決が下りたあと、彼の妻、つまり陳水扁総統の長女である陳幸、さんが例によってマスコミに追いかけられた。よほど虫の居所が悪かったのだろう。彼女はカメラに向かって、怖い顔をして義父を激しくののしり始めた。義父が自分の夫をそそのかしたというのだ。そして、「自殺すればいい」とまで吐き捨てた。趙建銘・被告の父親である趙玉柱・被告も共犯として有罪判決を受けており、懲役9年6カ月と息子より重い刑となっている。

○かわいそうなことに、彼女がカメラに向かってヒステリックに罵る姿が、テレビで何度も繰り返し放映されてしまった。彼女のこの行動には賛否両論があるようだが、これを見たある50歳代の台湾人男性は、嫁が義父をののしることは台湾の倫理観に反していると指摘する。陳水扁総統はこの事件の後、家族のことだから騒ぎ立てないでほしいと呼び掛けていたが、むしろ「家庭教育が悪くて申し訳ない」と言えば良かったのに、という意見だった。(早)



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