| <2007年7月13日付> |
|
○新しい観光スポットとして話題の猫空ロープウエーに乗ってみた。営業開始以来、初めての土日となった7、8日は大勢の人が押し掛けた。台北市の捷運(MRT)で動物園行きに乗り終点近くになると、同乗していた家族連れが斜面を行き来するゴンドラを見つけて大喜びしている。今からあれに乗るのだと子供に説明している。動物園駅から歩いてすぐのところにあるロープウエーの駅から乗るわけだが、人出と日光を避けて夕方に行ってみたのに、それでも大勢の人が並んでいる。列の最後の所に「現在120分待ち」という看板が立っていたのでやめようかと思ったが、とにかく列に並んでみた。結局、待ち時間は1時間足らず。台北市MRTと同じ市営企業が経営しているので、MRTに乗るのと同じような感覚でホームに入ることができる。しかもプリペイドの「悠悠カード」が使えるのでこれを持っていれば切符を買わなくてすむから便利だ。料金も終点まで20分ほど乗って50元だから、遊園地の乗り物に比べて割安に感じる。 ○ゴンドラ内にクーラーがなく暑いので大変だが、遠くに台北101がそびえる夕焼けの台北市の眺めは悪くなかった。1つのゴンドラに8人乗りで、登りは子供連れと乗り合わせたが、親の方が興奮して友人に携帯電話で報告していたのがおかしかった。山を幾つか越えていくので、かなりの上がり下がりがある。高所恐怖症の方はいやがるかも知れないが、台北の市街地にいる人間にとっては思わぬ台北市の姿を見せてくれる。途中、2つの駅を経由して、終点の猫空に到着する。猫空は以前から台北市民の憩いの場として人気だが、ともかくそのまま引き返すことにする。降りは登りと違って列は短く、比較的に早く乗れた。同乗した家族連れは、山の下からバスで登ってきて、降りだけロープウエーを使ったのだそうだ。こうすると確かに長い行列に並ばなくていいから賢い方法だ。 ○このところ、中国からの観光客の受け入れ解禁が期待されているが、台湾は観光開発ではまたまだ立ち遅れていると言える。大きな観光資源も少ない。この台北市の猫空にしても、市民の憩いの場ではあっても、実は何の変哲もない場所である。山の斜面に、茶や料理を出す店が並んでいるだけのことだ。しかしロープウエーを使って登ってみると、それが全く違って見えるから不思議だ。最近、ある台湾の人が台湾は観光立国を目指せばすばらしいところになるはずだと、製造業が出て行った後の台湾が歩む道の1つとして力説していた。確かにそうなのかも知れない。猫空ロープウエーはこの季節のこと、開業早々、落雷で止まったりして大変だが、台湾観光を見直す良い機会になるのかもしれない。 ○台風4号が接近している。この台風は台湾には来ないで日本に向かっているようだが、今朝はかなり強い雨が降った。台風が台湾の東にあるためだろう、涼しい風が窓から吹き込んで来た。猛暑続きの中で、ほっと気の休まる瞬間である。(早) |
このウエッブサイト(URL: http://www.iris.dti.ne.jp/~taitsu/)において公開されているドキュメント及びデータは、特に明示されている場合を除き、その著作権は通達翻譯出版有限公司にあります。無断複製、転送、配布、転載を禁じます。
Copyright(C) 通達翻訳出版有限公司『台湾通信』 <taitsu@ms17.hinet.net>