| <2007年9月14日付> |
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○中秋節(今年は9月25日)が近付いているが、この時期になると目に付くのが月餅である。この月の形をした中国の伝統的な菓子は、中秋節の贈答品としてなくてはならない。しかし私は月餅をほとんど食べない。この種のお菓子が好みではないということもあるが、それよりもあのカロリーの高さは毒である。どうしても手が出ない。あんは油でこねてある。しかも甘い。台湾の人でも、月餅をもらったらよそに回すという人は多い。わが社のスタッフもこの種のお菓子は苦手のようだ。うちのオフィスでも、この種の甘いお菓子は皆が食べるように出しておいても、いつまでも残っている。 ○先日、タクシーに乗っていると、有名な月餅の店の前を通りかかった。ここのパイナップルケーキが有名で、普段でもよく列ができている店である。すると運転手が、ここも有名だが自分が好きなのは南京東路のどこどこの店だと言い出した。こういう店については、誰もが自分の好みを押し付けたがるものだ。彼はなかなかの甘党のようで、自分でわざわざ買って食べるのだという。そして、ある有名ホテルで月餅を1個1800台湾元で売っているというので、非常に憤慨していた。確かにたかが月餅になぜそんな値段が付くのか現物を見てみたい気はするが、想像しただけで食欲を失ってしまう。 ○今年は景気低迷のため、中秋節に贈答をする人が減り、月餅の売上げも低迷しているとか。しかし、低価格化していく一方で、高価格の月餅は売れ行きが好調なのだそうだ。特に有名ホテルの高級月餅は人気を集めている。贈答品は見えの代物だから、高価であることに意味があるのだろう。 ○うちのスタッフが、アイスクリーム月餅というものがあるが、食べたことがあるかと聞いてきた。知ってはいるが、まだ食べたことはない。要するに皮は月餅で中身がアイスクリーム。確かにしつこい月餅と違って、アイスクリームであればさっぱりしているかもしれない。しかしアイスクリーム月餅を食べたことがあるというスタッフの感想は、「アイスクリームを食べるならそのまま食べればいいのであって、何も月餅にしなくても」というもの。そんなこと、食べてみなくても想像できる。ともかく、月餅というのは台湾では老人のお菓子で、若い人はほとんど食べないのだという。今の台湾人にとって、中秋節になくてはならない食べ物は月餅ではなく、屋外での焼肉なのだそうだ。また焼肉のにおいが街中にただよう季節がやってくる。(早) |
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