| <2008年02月15日付> |
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○春節(旧正月)休みが明けたが、どうも調子が出ない。休みボケというより、春節を挟んでの寒さで、体が縮こまって硬くなっているせいのような気がする。台北の春節前後でこれほどの寒さは珍しい。中国のような大雪は台湾にはないが、細かい雨が降り続くので底冷えする。ただ、この寒さは北部だけのようで、南部に里帰りして戻ってきた人によると、太陽が出ていたという。苗栗まで遊びに行って帰ってきた人によると、雨は降っていなかったという。台北の夏の暑さを思うと、寒い方がまだましだが、窓の外から眺めると鉛色の街の風景は気分の良いものではない。 ○私は台湾に来てから二十数年になるが、その間、宜蘭県の太平山で雪が降るのを見たことがある。それほど標高は高くない台北市の北郊にある陽明山でも、雪が降ったことがある。今年は陽明山で雪が降るほど寒くなっていないから、今年の寒さが特別というわけではないようだ。ただ、ここ数年は冬が暖かかったから特に寒く感じる。 ○さて、春節期間中も総統選挙は進んでいて、各候補は廟などを盛んに訪れて支持を訴えていた。そのうち面白かったのが、大晦日の夜に民進党総統候補の謝長廷氏と国民党総統候補の馬英九氏がそろってある寺に行って、除夜の鐘をたたいていた光景である。よりによって、対立候補が同じ寺に行かなくてもと思うが、馬英九氏が引っ張っていた紐が切れてしまうというのもできすぎである。事後に馬英九氏は、「去年の悪い運を切り離す」と説明していたが、縁起の悪いことも何とでも解釈できるものだ。 ○その寺の除夜の鐘。日本のように何人かが紐を引っ張り、日本と同じように108回たたくのだそうだ。これは台湾ではあまりなじみがない。台湾の人に108回の除夜の鐘について聞くと、知らない人が圧倒的に多い。「除夜の鐘」の起源は中国の宋の時代で、日本に伝わったもの。中国では寒山寺の除夜の鐘などが有名だそうだから、台湾でやっても不思議なことではない。ただ、日本のように除夜にあちこちから鍾の音が聞こえてくるというのは、台湾の風物詩にはない。台湾の場合、普通は新年(もちろん旧暦)の零時になると一斉に爆竹や花火の音が鳴り響く。今年は雨のせいか、台北では例年ほど勢いがなく、比較的に静かなように感じた。 ○「総統選挙、気掛かりです。(台湾駐在経験のある日本人の多くは、『穏健派民進党』を応援しています)」「立法員選挙で想わぬ惨敗を強いられた民進党の今後が心配です…台湾の将来を心配しています。ある高齢の人はアメリカに行くなどと真剣に考えている人もいます」。以上は、最近、台湾駐在の経験がある日本の方からいただいたメールの一部である。日本人、特に台湾の年配の方たちとの付き合いが深い人は、このような感想を持つのだと改めて認識されられた。民進党が負ければ台湾の将来は危ない、と考えるのは中国との関係を考えてのことなのだろう。ただ、どちらが勝っても負けても、台湾そのものが崩壊するわけではないので、心配はいらないのではないだろうか。(早) |
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