『台湾通信』編集後記

<2008年02月22日付>

○昨日21日(木)は元宵節だった。ランタン祭りもにぎやかだったようだが、久々の天候回復で丸い月が明るく輝くのが見えた。元宵節は旧暦1月15日だから、十五夜の月である。週末はまた雨がちで寒くなるという予報だ。 ○明日23日(土)からは総統選挙がいよいよ始まる。選挙はもうとっくに始まっているはずだと思われるだろうが、中央選挙委員会が定めるいわゆる選挙運動期間は23日から投票前日の3月21日までである。選挙戦の本格スタートを控えてか、先日、民進党総統候補の謝長廷氏の旗が道路わきに並んでいるのを見かけた。また、国民党総統候補の馬英九氏の選挙カーも並んでいた。これからにぎやかになりそうだ。

○日本のドラマが台湾に入ってきて久しいが、今でも見たことがないという人がいる。特に日本に対して良い感情を持っていない外省人に多いという。そういう外省人の30歳代男性に、編集部の日本人スタッフがDVDを貸してあげた。彼女が貸したのは、最近、台湾でも人気の高い「のだめカンタービレ」、中国語タイトルで「交響情人夢」というドラマだ。テレビでも放映され、DVDも売られているが、そのほかにこの番組で使われたクラシック曲を集めた台湾でCDが売られている。しかも、日本のオリジナルCDだけでなく、ドラマで使われた曲を他の演奏者のものを勝手に集めてまとめたCDなど、何種か売られているほどの人気だ。本省人である彼女の夫は、このドラマが大好きで何度も繰り返してみただけでなくも、今年の正月に放送されたスペシャルも、台湾にはまだ入ってきていないのでさっそくインターネットで仕入れて見ているという(これは反則行為だが、待ち切れないということだ)。

○さて、このドラマを見た、かの外省人はえらく気に入ったようだ。いわく、「台湾のドラマと全然違う」。日本のドラマだから見ないと言っていた人がすっかりファンになって、それからは他の日本のドラマも見るようになった。会うたびにドラマで覚えた日本語で話しかけてくる。最新は「わたしは貧乏です」というフレーズ。最近では日本語を勉強しようかと考えているらしい。日本のテレビドラマを見たいと言い出した動機だが、気に入っている女の子が日本のドラマが好きなのだが、彼はそれについて話を合わせることができなかったのである。まあ動機はどうであれ、日本の理解者が増えることは好ましいことである。ちなみに、春節(旧正月)にあるゲームセンターをのぞいたらこのドラマに出てきた「太鼓の達人」のゲームが置かれていて、台湾の子供たちが遊んでいた。(早)



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