| <2008年04月18日付> |
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○台湾のカレー(【カ、くちへんに加】哩)、いまやほとんど日本風である。時々、オフィスの近くで売られているカレーを昼食に買ってきてもらう。カレーには人によって好みがあるだろうが、どれもまずまず食べられる。昔食べたことがある台湾のカレーは、カレーというより汁かけメシといったところで、汁にカレーの味がついているという程度のもの。汁も薄くてご飯がビチョビチョである。食べ物の好き嫌いがない私でさえ、それは食べられたものではなかった。当時の台湾の人たちは、それがカレーだと思って食べていた。実はオフィスの近くに、当時の名残を残したカレーを売っている店が1軒ある。さすがにこの店のものは食べない。 ○それがいつごろか、日本式のカレーが主流を占めるようになった。台湾でのカレー・ブームは4年ほどになるという。ただ、ある店は紙の弁当箱に入れてくれて、底にパイナップルが敷いてあったりして奇妙ではあるが、悪くはない。カレーに台湾式のおかずが付いているものもあるが、まずくはない。というわけで、台湾にはカレー屋がずいぶん増えたが、一見して日本風だが本当に日本のカレーなのかどうか迷う店が少なくない。最近の報道で、そのうち魔法カレーと茄子カレーが紹介されていた。魔法が3店、茄子が4店で、いずれも年商8000万元というから、なかなかのものである。魔法の方は、もともと飲食業出身の創業者が独立を考え、日本に視察に行ってカレーをやろうと決めたのだそうだ。その後、日本のカレー屋で教えてもらった作り方に改良を加え、研究を重ねて台湾人の口に合うカレーを開発したのだとか。 ○茄子カレーの方の創業者は日本留学帰りで、もともと獣医を学んでいた人。美食家がこうじて、台湾に帰ってからカレー屋をやることになった。この店は日本のカレー屋の代理だが、もともとの日本の本店はカレーの名店だが規模が小さく、海外での経験もなかった。そこでA4の紙に契約内容を書いて、数百万円の指導費を支払うだけで代理権を獲得したという。現在、加盟店になりたいとの希望者が相次いでいるとか。台湾の店のメニューは日本の本店の2倍。台湾の店で人気となったデザートのパンナコッタは、逆に日本の本店から採用されたという。いずれもカレー・ブームに乗って成功したケースだが、台湾で日本式のカレー、すっかり定着した感じだ。(早) |
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