| <2009年02月06日付> |
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「『消費券』それとも『消費巻』? 中国語に弱い台湾人」 ○「恭禧發財」。春節(旧正月)明け最初のこのコーナー。台湾で春節のあいさつには「新年好」とか「恭禧、恭禧」とかいろいろあるが、やはり今年はお金もうけを願う「恭禧發財」を使いたくなる昨今の景気である。実現することを願うばかりだ。 ○会社の近くの捷運(MRT)の駅にあるパン屋さん。朝、たまに立ち寄るのだが、店先に「歓迎使用、消費『巻』」というポスターが張られていた。近ごろ台湾で人気の、消費刺激策として政府が配った「消費券」。それを使って買物をしてくださいというわけだが、どうも違和感を持ったので良く見ると、果たして「券」ではなく「巻」になっている。そこで店の売り子をしている中年女性に「字が違うよ」というと、「そう」と首をかしげている。下の部分は「己」ではなくて「刀」でしょうと指摘して納得したようだが、それでもポスターはそのままである。間違えているという認識はないようだ。 ○このポスター、手書きではなくコンピュータで打ってプリントしたものだ。ということは、発音からして根本的に間違っているということだ。「券」の発音は「チュエン」、「巻」の発音は「ジュエン」。よって、消費券は「シャオ・フェイ・チュエン」が正しく、消費巻は「シャオ・フェイ・ジュエン」という発音になる。台湾では実は、これを混同して読み間違える人がかなり多いのである。少数ではあるが、テレビのニュースキャスターまでも消費巻(シャオ・フェイ・ジュエン)と読み間違えているのがいたからおかしい。確かに字が似ているから間違えやすいとはいうものの、意味は全く違う漢字だ。ただ、発音を間違えるならまだしも、店のポスターの字までそのまま間違えて、しかも気付かないというのは新鮮な驚きだった。コンピュータで打つ時、間違った発音で入力していたのである。その売り子さんも、「シャオ・フェイ・ジュエン」でしょう、と発音していたから、やはり根本的に間違っていたわけだ。 ○こんな間違いはこのパン屋さんだけかと思っていたら、町を歩いていて意外に同じ間違いが多いのに気付いた。ただ、消費「巻」というのは、どうも巻き寿司か手巻き寿司のようで、なかなかかわいらしい。消費券をうたって消費者を呼び込もうとする店舗が多く、店先に消費券のポスターを張っているのが目立つ中で、消費「巻」を見付けるのは楽しい。という私も、「入場券」を台湾の人につられて「ルー・チャン・ジュエン(巻)」と読んでいたから、他人のことは笑えない。 ○このところ暖かい日が続いている。今週は気温が摂氏25度を超える日もあった。もう夏である。きょうは雨模様で、やや気温は下っているが、それでも20度近くある。このまま暖かくなってしまっては、人間がだらけてしまいそうな気がする。烏来の近くに住むスタッフによると、台湾特有の赤いサクラが春節前より開花しているそうである。(早) |
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