『台湾通信』編集後記

<2009年02月27日付>

「広島大学台湾校友会」

○個人的なことで申し訳ないが、私の日本の母校である広島大学の台湾校友会が、先週の2月21日に台北の円山大飯店で創立大会を開催した。台湾に住む日本人もちらほらいたが、もちろん大部分は広島大学に留学して帰ってきた台湾の人たちだ。50人ほど集まった。大学院を卒業して、大学で先生を務めている人が多かった。この大学には教育学科があるので、やはり日本語の先生が多い。とにかく、博士がごろごろしているので、肩身が狭い思いだ。参加者に学校以外の人の比率がやや少なかったようだが、台湾に広島大学出身者は「民間」にもまだまだ大勢いるはずである。

○広島大学からは浅原利正・学長ら教職員も招かれて出席していたこともあって、進行はすべて日本語である。初代の会長に選ばれた高雄第一科技大学日本語学科主任の張金塗・先生は、私が修士課程にいた時の学部は違うが同期である。台湾からの留学生としては、初期の先駆者に入る。30年ほど前のことだが、この人たちの時代から台湾からの留学生がぐっと増えたように記憶している。当時、同じ日本・アジア研究の研究室にいてよく付き合っていた台湾人留学生など、知り合いが何人もいて、懐かしかった。私が台湾に来たのは、もとはといえばこの人たちの「おかげ」であって、台湾に来るに当たってずいぶんとお世話になった。先輩やクラスメートたちがいたので、同じ外国に出てくるのでも安心だった。そのお世話になった先輩も発起人の1人であり、彼が進めていることなら出席しないわけにはいかない。

○広島大学は中国にも校友会ができたそうだ。ところが会合を開いたところ、今回の台湾よりも参加者が少なかったという。中国に戻っている卒業生が少ないわけではない。このため台湾の卒業生は中国の卒業生より熱心だということになりかかった。ところが中国の校友会の世話も担当している広島大学の先生は、「いや、中国は広すぎて集まるのが大変なのです」と弁解する。初代会長の張金塗・先生も南部の高雄からわざわざこの会のためにやってきたのであって、中南部からも出席者が少なくなかった。高速鉄道に乗ると、あっという間である。台湾の規模はこうして集まるのにちょうど良いのですね、ということで収まった。浅原学長は、この校友会をしっかり根付かせるため、3年間は毎年来るつもりだとのことである。

○今週は摂氏30度にも達する夏のような陽気が続いた。クーラーが大嫌いの弊社のスタッフたちも、たまらずにクーラーをつけていた。今日(27日)も20度は超えているが、ひところよりはやや涼しくなった。少し風が冷たくて心地良い。曇りで湿度が高いが、ちょうど良い気候である。(早)



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