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| <編集後記> |
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○最近、あるコンビニチェーンが日本のアニメキャラクターのドラえもんを使った販促をやっている。ところでこのドラえもん、台湾でも大変に人気だが以前は確か台湾では「小叮噹」という名前が付けられていたはず。最近はなぜか音訳した「哆啦A夢」が使われている。どうして変わったのか気にも留めていなかったが、最近、日本の方から質問されて調べてみることにした。その結果、こういうことらしい。 ○「小」は「〜ちゃん」といったところ。「叮噹」は「ディンダン」と読み、鈴の音の擬声語。かつて台湾では、日本の出版物の代理出版は禁止されていた。言論統制の時代のことである。当時、出版物は出版許可が必要だった。そこで出版社は、この制度に抵触するのを避けるため、日本の漫画の登場人物に中国風の名前を付けた。「小叮噹」がこの時代の呼び名である。他の登場人物の名前も中国風のものが付けられた。『機器貓小叮噹』、つまり「ロボットネコ小叮噹」と呼ばれていた。ただし、当時のドラえもんは海賊版だった。当時の出版許可はあくまでも言論統制のためのもので、著作権には全く無関心で、海賊版であっても規定に違反していなければ出版許可を得ることができたのである。その後、著作権に対する意識が高まり、台湾の出版社も正式に版権の授与を受けるようになる。ただし、「小叮噹」の名前はすでに広く普及していたので、その後もずっとこの名前が踏襲されてきた。 ○さて、1996年になって原作者の藤子‧F‧不二雄さんが亡くなると、遺言に全世界で「ドラえもん」に統一するよう希望すると書かれていた。このため、日本の出版社は海外への版権授権に当たって、改名を強要した。これで台湾でも音訳の「哆啦A夢」に統一されることになった。ちなみにこのほかの登場人物は、ドラミは初期が「小叮鈴」、現在は「哆啦美」(音訳)。のび太は初期が「大雄」、現在も「大雄」。静香は初期が「宜靜」、現在は「静香」、ジャイアンは初期が「技安」(音訳)、現在は「胖虎」。スネ夫は「阿福」、現在は「小夫」。どうして名前が変わったのだろうと疑問には思っていたが、調べたことはなかった。この機会にようやく理解できた。言論統制時代から説き起こさなければならないとは、なかなか奥が深い。 ○ある台湾人が、日本から友人が来るというので、「ぜひまた台湾に来て食べたい」と思わせるようなものを食べさせたいといろいろ考えていた。寒くなってきたので鍋料理か、あるいは北京ダックがいいかと思っていたら、日本人のオーダーは小籠包(ショーロンポー)。またも同じとがっかりしたが、仕方なく連れて行った。観光に行くのは九份。ガイドブックそのままの定番観光に、あきれた様子だった。 ○台北市・高雄市の市長選挙。いよいよ9日(土曜)が投票である。世論調査ではいずれも国民党が圧倒的な優勢だが、いくら世論調査をやっても選挙はふたを開けてみないと分からない。世論調査を実施・発表しているメディアは国民党系が多い。このため世論調査で負けている候補が偽世論調査と批判し、「1000人足らずに聞いただけの世論調査で結果が分かるなら、選挙などいらない」と語っているのが印象に残った。世論調査がどの程度正確なものかも興味深いところだ。(早) |
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