『週刊台湾通信』
第9544号(2006年1日発行)

 

リンクがはってある記事は、抄録(編集後記は全文)をご覧になれます。


[日本関係]
◎ソニー、今後も台湾からの調達量が増加する見込み
◎太陽電池の益通(E-TON)、エムセテックとシリコンウエハ供給で契約
◎東揚実業がユニカ食品、ロム社と提携して健康食品を台湾で発売
◎日本のソフトバンクが台湾にアジアの運営センターを設立
◎台湾と日本との地方交流、調印は11件に
 

[経 済]
◎10月の景気信号5カ月連続の黄青(やや鎮静)、景気成長力は依然低迷
◎9月の商業営業額は9521億元、昨年同月比5.79%増加にとどまる
◎高速鉄道、テスト運行1カ月無事故なら開業へ、正式開業は今年末か
◎台湾高鉄公司、12月7日に予定の高速鉄道開業記念式典を延期
◎新竹科学園区、来年は観光向けに開放
◎農糧署、有機農業の普及に向け来年2500万元を支出へ
◎台湾、5大エネルギー産業の発展に尽力
◎辜仲諒・容疑者、中国信託金融控股公司の副董事長を辞任
◎10月のマネーサプライ、2カ月連続で3指標とも前月を上回る
◎米投資ファンドのカーライル、パッケージング・テスト日月光(ASE)買収へ
◎大手企業の合併対象になる可能性の高い台湾企業30社を予測
◎鴻海(HONHAI)、PCBの欣興電子(UNIMICRON)買収を計画か
◎OLEDメーカーの奇昌光電(CMEL)が8億元の減資と7億元の増資
◎経済建設委員会、来年の失業率目標を4%以下に設定
◎仁宝(COMPAL)の陳瑞聡・総経理「台湾のノートPC5社が2社に再編」
◎華碩電脳(ASUS)、来年のノートPC出荷量は800万台以上を目標
◎LEDの光宝科技(Lite-On Technology)、ノートPC用白色LEDの代理生産受注
◎鴻海精密(HONG-HAI)、来年は台湾のマザーボードでシェア25%獲得目指す
◎台湾の奇美電子(ChiMei)、42インチ液晶パネルにフィリップスのHCFL採用
◎光ディスクの錸徳科技(RITEK)がCD−Rディスクの価格を引上げ
◎旺宏電子(MXIC)、キマンダ・IBMとNORフラッシュメモリ新技術開発に成功
◎裕隆汽車、財務予測を下方修正
◎「海洋水」、年間190億元も政府基準合格の製品まだなし
◎今年の医療器材、生産額は500億元突破へ
◎大衆電信(FITEL)、M台湾計画の第2次設備投資に40億元を計画
 

[大陸関係]
◎9月の対中国輸出額は1カ月当たりの最高を更新、年増率は18.5%
◎家電メーカー東元(TECO)グループ、四川省にOLED工場建設を計画
◎両岸のラーメン大手3社、中国市場での発展に向けて思惑からむ
◎PCBの定穎(Dynamic Electronics)、昆山工場の生産規模を拡充へ
◎日月光(ASE)、威盛(VIA)の上海子会社買収を計画、早ければ12月に許可
◎政治大学の世論調査、「台湾独立支持」が50%超す
 

[国際関係]
◎仁宝電脳(COMPAL)、フレクストロニクスとの事業協力案を解消
◎華邦電子(WINBOND)、韓国のIC設計業者EMLSIに1570万ドルを投資
 

[政 治]
◎野党の陳水扁総統罷免案、3度目も否決
 

[生活社会]
◎中央畜産会、農業委員会が台湾産豚肉の消費量拡大に注力
◎スポーツ、芸能ニュース専門紙『民生報』、11月末に廃刊 
◎鴻海(HONG-HAI)の郭董事長、98億元で映画・テレビを救済へ
 

<編集後記>



 購読のご案内

 バックナンバー一覧

 ホームページへ



<編集後記>

○最近、あるコンビニチェーンが日本のアニメキャラクターのドラえもんを使った販促をやっている。ところでこのドラえもん、台湾でも大変に人気だが以前は確か台湾では「小叮噹」という名前が付けられていたはず。最近はなぜか音訳した「哆啦A夢」が使われている。どうして変わったのか気にも留めていなかったが、最近、日本の方から質問されて調べてみることにした。その結果、こういうことらしい。

○「小」は「〜ちゃん」といったところ。「叮噹」は「ディンダン」と読み、鈴の音の擬声語。かつて台湾では、日本の出版物の代理出版は禁止されていた。言論統制の時代のことである。当時、出版物は出版許可が必要だった。そこで出版社は、この制度に抵触するのを避けるため、日本の漫画の登場人物に中国風の名前を付けた。「小叮噹」がこの時代の呼び名である。他の登場人物の名前も中国風のものが付けられた。『機器貓小叮噹』、つまり「ロボットネコ小叮噹」と呼ばれていた。ただし、当時のドラえもんは海賊版だった。当時の出版許可はあくまでも言論統制のためのもので、著作権には全く無関心で、海賊版であっても規定に違反していなければ出版許可を得ることができたのである。その後、著作権に対する意識が高まり、台湾の出版社も正式に版権の授与を受けるようになる。ただし、「小叮噹」の名前はすでに広く普及していたので、その後もずっとこの名前が踏襲されてきた。

○さて、1996年になって原作者の藤子‧F‧不二雄さんが亡くなると、遺言に全世界で「ドラえもん」に統一するよう希望すると書かれていた。このため、日本の出版社は海外への版権授権に当たって、改名を強要した。これで台湾でも音訳の「哆啦A夢」に統一されることになった。ちなみにこのほかの登場人物は、ドラミは初期が「小叮鈴」、現在は「哆啦美」(音訳)。のび太は初期が「大雄」、現在も「大雄」。静香は初期が「宜靜」、現在は「静香」、ジャイアンは初期が「技安」(音訳)、現在は「胖虎」。スネ夫は「阿福」、現在は「小夫」。どうして名前が変わったのだろうと疑問には思っていたが、調べたことはなかった。この機会にようやく理解できた。言論統制時代から説き起こさなければならないとは、なかなか奥が深い。

○ある台湾人が、日本から友人が来るというので、「ぜひまた台湾に来て食べたい」と思わせるようなものを食べさせたいといろいろ考えていた。寒くなってきたので鍋料理か、あるいは北京ダックがいいかと思っていたら、日本人のオーダーは小籠包(ショーロンポー)。またも同じとがっかりしたが、仕方なく連れて行った。観光に行くのは九份。ガイドブックそのままの定番観光に、あきれた様子だった。

○台北市・高雄市の市長選挙。いよいよ9日(土曜)が投票である。世論調査ではいずれも国民党が圧倒的な優勢だが、いくら世論調査をやっても選挙はふたを開けてみないと分からない。世論調査を実施・発表しているメディアは国民党系が多い。このため世論調査で負けている候補が偽世論調査と批判し、「1000人足らずに聞いただけの世論調査で結果が分かるなら、選挙などいらない」と語っているのが印象に残った。世論調査がどの程度正確なものかも興味深いところだ。(早)



このウエッブサイト(URL: http://www.iris.dti.ne.jp/~taitsu/)において公開されているドキュメント及びデータは、特に明示されている場合を除き、その著作権は通達翻訳出版にあります。
Copyright(C) 通達翻訳出版 『台湾通信』 <taitsu@ms17.hinet.net>