『週刊台湾通信』
第9607号(2006年3月1日発行)

主な内容

2007年 春節特別号
【台湾の観光ホテル状況/昨年上期に台湾を訪れた旅客の数/台湾のITハード産業】

リンクがはってある記事は、抄録(編集後記は全文)をご覧になれます。


[日本関係]
◎工業用PCの凌華科技(ADLINK)、日本のEGテクノと提携
◎上海のベーカリーチェーンで台湾系の克莉絲汀食品に、丸紅が資本参加
◎中華航、陽明海などが中国の揚子江快運株を日本航空と三菱重工に譲渡
◎瀧澤科技、日本の大手からPCB穿孔機受注

[経 済]
◎昨年の経済成長率は4.62%、今年は4.30%、行政院主計処が発表
◎台湾新幹線、旧正月の前半の乗車率は平均46%
◎宏碁(acer)創業者の施振栄氏、創業者の2代目育成で「三和会」を設立
◎力晶(PSC)、ロジックICの義隆(ELAN)株4.06%を取得
◎瀚宇彩晶(Hann Star Display)の104億元減資、早ければ第4四半期完了
◎DRAM大手の華亜(Inotera Memories)、100億元の転換社債発行へ
◎遠伝電信、統一グループの台北市無線LAN事業会社株の51%を取得
◎樹谷園区の開設で南部に世界最大の光電産業基地が誕生
◎金仁宝グループ、サブグループ制に移行へ
◎台湾の半導体産業、受注が回復
◎液晶テレビの代理生産、今年は大きな変化
◎鴻海精密(HONG-HAI)、液晶テレビの出荷を7月に開始
◎TFT-LCDパネルの中華映管(CPT)、昨年は139億元の赤字
◎バックライト・モジュールの中強光電(CTX)、昨年の営収は過去最高
◎LEDの華上光電、6月に鵬正企業を合併
◎コネクタケーブル・メーカー各社、いずれも1月の営収を好調に伸ばす
◎旧正月前でも新車の販売台数は伸び悩む
◎車両用ライト・メーカー4社が連盟を発足、LED製品を開発
◎東和鋼鉄、H型鋼価格を1トン当たり600元引き上げる
◎中国鋼鉄、3月中旬に熱浸漬溶融亜鉛めっきの第2生産ラインをテスト
◎飼料・食品加工の福寿実業、ペットフード市場での発展に全力
◎中華電信の光ファイバーネット投資計画、Q1かQ2に入札へ
◎【セキ、石へんに夕】統科技(Silicon Integrate systems)、高解像度DVDチップ分野進出
◎量販チェーン店の愛買(Geant)、下期に8億〜10億元の増資計画

[大陸関係]
◎台プラ、中国寧波で年産120万トンのエチレン工場を単独出資で建設
◎鴻海精密(HONG-HAI)、中国の東北地方に生産拠点設置へ
◎ステンレス管の彰源、中国・無錫工場が今年6、7月に稼動予定
◎頂新グループ、中国市場開拓を再編、冷蔵飲料事業は味全主導に
◎中芯国際 (SMIC)の張汝京・総裁、中華民国籍の放棄は敗訴

[国際関係]
◎米のカーライルによる半導体後工程の日月光(ASE)買収計画に変化

[政 治]
◎馬英九・国民党主席が起訴、主席を辞任、総統選挙出馬を宣言
◎謝長廷氏、総統選出馬に向けた民進党内予備選挙への出馬を表明
◎中央銀行が英語名を変更、国号をかぶせる

[生活社会]
◎昨年末の台湾の人口密度は1平方キロメートル当たり632.2人
◎旧暦大みそか前日、台湾桃園国際空港の出入境人数が8万3903人

<編集後記>



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<編集後記>

○今年の春節(旧正月)休みは、台湾北部ではちょうどサクラの季節に当たり、サクラの名所では大勢の花見客が訪れたようだ。私もそうした名所の1つに行ってみた。台湾のサクラは、一部には薄いピンクのもあるが、大部分はヒカンザクラ(緋寒桜)という濃いピンクの種類で、遠くからだと真っ赤に見える。日本のサクラが木全体を包むようモコモコした感じで咲くのに比べると、花のつき方がまばらで物悲しい。植え方もポツポツといったところ。とにかく無理に取って付けたような感じである。日本のサクラを知っているとまず満足できないが、台湾の人たちにとってはこれしかないのだから仕方がない。どうも台湾にサクラは似合わないような気がするのは私だけだろうか。台湾の気候にはやはりもっと熱帯的な花が似合いそうだ。

○熱帯的な花といえばハイビスカスがあるが、台湾では見事に咲いているのをあまり見掛けない。ブーゲンビリアはたまに見事に咲いているのを見かける。これは台湾、特に田舎の方には合っているような気がする。ただ、最もお勧めなのが台湾で「木棉」と呼ばれる花である。日本にはない花で、パンヤ、キワタ、カポックなどという名前が付けられているようだ。時期は今ごろ。オレンジの鮮やかな色の大きな花が、たくさんの鳥が木に止まっているように咲く。それがそのままポタリと地面に落ちてくると、緑の葉が出てくる。台北市だと仁愛路の街路樹が素晴らしい。以前、台中県のある道で、延々と続く木棉の街路樹に感動したことがある。この花を見ると、台湾に春がやって来たという気がする。

○開通して2カ月になろうとしてしいる台湾高速鉄道、つまり台湾版新幹線にようやく乗ってみた。春節休みを利用して乗ってみようと思ったのは、編集部のスタッフから旧暦大みそかの切符が簡単に手に入ったという情報を得たからだ。そこで春節の1日に台北駅に行ってみると、切符売場にそれほど人も並んでいない。窓口に張り出された満席状況を示す表も、空席がまだあることを示している。係員の勧めでまず自動販売機を試してみたが、希望の列車はいずれも満席との結果が出た。まだ自動販売システムがうまく機能していないようだ。仕方なく改めて窓口に並んだ。私が購入したのは、旧正月5日目(22日)の高雄左営までの往復。あまりにすんなり買えたので驚いた。春節前半の5日間は1列車当たりの平均乗車率は約46%だったという。また、春節期間中に乗ってみたいという人は10%というアンケート結果も出ていたから、まだ台湾の人たちは高速鉄道の安全性に疑問を持っているようだ。しかし当日、帰りの列車を変更しようと窓口で問い合わせたが、全列車が満席とのことでできなかった。

○多くの人がホームや車内で写真を撮っているのを見ると、初めて乗る人が多かったのだろう。乗り心地は、椅子などの内装やトイレがやや貧弱な印象があったが、さすがに新しい路線だけに安定しているように感じた。今のところ高雄左営まで90分の直通運転はしておらず、各駅停車なので2時間かかる。だが、在来線や渋滞でどれだけ時間が掛かるか分からない高速道路に比べて、随分楽だった。また飛行機よりもはるかに気楽だ。物珍しさ半分といった利用ではなく、早く安全不安を克服して本格的な運行が始まり、本当の台湾の足になることを願うばかりだ。(早)



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