『台湾通信』
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台湾の政治、経済、社会、歴史から台湾人の思考方式、将来がわかる最新・最高のガイドブック

『台湾人の本心』

 東洋経済新報社
『台湾人の本心』
 早田健文著(台湾通信発行人)

---- 『台湾人の本心』 ちょうど読み終えました。台湾の人々がたどってきた道と台湾の現状について、わかりやすく書いてあります。
 省籍問題や中台関係など台湾政治の難しい問題も扱っていますが、著者は理念的な議論を展開するのではなく、それぞれの立場の人々の語りを再現することで、複雑な問題を多面的にとらえようとしています。本書の特徴は、台湾の今を生きる人々の生の声と豊富なエピソードにあると言えます。
 台湾の人々に対する著者の温かみも伝わってきて、お勧めの一冊です。 (小) ----
 [著者略歴 / 本体価格1600円 / 台湾でのご購入は、台湾通信まで]


【 書評から 】 -----

/ 『 日本経済新聞 』 1998年3月1日 /
 台湾各界の人々へのインタビューを軸に、住民の意識や政治、経済の現状を平易な文章でまとめた台湾理解の入門書。著者は84年に台湾大学に留学後、長年、日本語番組の記者兼アナウンサーを務め、現在は台湾の政治経済情報誌を発行している。
 李登輝政権の進めた民主化によって、90年代に入り台湾の人々が自由活発に発言するようになった。本書は政治家、映画監督、経済人、市井の人から果てはやくざのポスまで、出身や階層、世代の異なる様々な人々の声を満載している。複雑な歴史、社会的背景のなかで今を生きる台湾の人々の意識を紹介している。☆

/ 『 週刊新潮 』 1998年3月5日 /
 台湾在住の日本人ジャーナリストが近くて遠い国・台湾の素顔、そして台湾人の本音を描き出したのが本書である。著者は1984年に台湾大学に留学し、そのまま現地に居ついてしまったという異色の経歴を持つ。"蒋王朝"の後継者・蒋経国総統の死から李登輝政権の発足を経て、激変を続ける台湾の政治社会の真っ只中に身を置き、日本人ならではの視点から、この国の知られざる姿を浮かび上がらせている。
 本書には様々な台湾人が出てくる。社会のトップを突っ走るエリート弁護士から元政治犯、さらにはヤクザの大ボスまで、多岐にわたる。一口に台湾人というが、彼らは、ミン南人、客家人、外省人、原住民の「四大族群」から構成されている。台湾を理解するにはこうした複雑な社会の成り立ちを知ることが不可欠だと著者は指摘していく。
 卓越した語学力で現地社会に溶け込んだ著者の、台湾の実像と現在をわかりやすく伝える貴重な内容の著作である。☆

/ 『 中華週報 』 1998年9月24日 /
 八十年代半ばから台湾に居住し、現在も台北で台湾の政治経済情報誌「台湾通信」(日本語)を主宰する著者が、十数年間の滞在を通じて蓄積した情報や知識をもとに、台湾人とは何かについて書き下ろしたものである。本書には、本省人、外省人、若者、老人、女性、政治家、ヤクザ、企業経営者など様々な立場や背景の人物が登場して、考え方や心情を語ってくれる。紹介されているのは、あくまでも個々人の事例であるが、それがある種の普遍的な代表例になっているところが見事である。本書を通読した後には、台湾という小さな島国の住民が、いかに自分たちの尊厳を求め、したたかに生きているかが、理解できるはずだ。☆


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