日本代表の軌跡



”ワールドカップ 3戦を振り返って” 3戦3敗:

これを言っちゃおしまいだが、 これが今の日本の実力。
ワールドカップに出れたことだけを素直に喜ぶしかない。 ただ、もう少しやる気があれば...。 ラモスじゃないけど、気持ちが伝わってこない。 一人一人の状況判断力も足りない。 期待してた方も多いとは思うが、 私は最初からジャマイカ戦だけでも勝てばすごい事だと思っていたのだが...。 ワールドカップはそんなに甘くない。 決勝トーナメントの試合を見れば日本がいかにまだまだか分かるよね?。(7/11追記)

最終予選後の選手のコメントで、ドーハ組は出場を素直に喜んでいたのに対し、 若手は出るのは当然、出てからが大事と語っていた。 時代の流れと頼もしさを感じた。ものすごく期待していたのたが...。

ふたを開ければ、期待はずれも良いところ。 ワールドカップの重みを知らなかっただけとしか受け止める事が出来なかった。

まず、岡田がダメ。次に城。そして中田。 この順で責任あり。残りメンバーもそれを修正できなった責任あり。 チーム作りの根本が間違っていたと思う。城が柱だなんて。 能力もないのに柱にされた城も哀れだが、反省の色無し。 中田は調子は悪くないと言っていたが、今ひとつ精彩がなかった。 強豪相手で通用しなかっただけかも知れないが、通用しないならしないなりのプレーをしなければ。 特にジャマイカ戦でのプレーは本人希望の海外でのプレーを大きく遠ざける原因となるだろう。 あまりのマスコミ嫌いに海外のマスコミの評価を真に受けて勘違いしている。 あれはあくまでも全く期待していない日本にしては、と言う評価で、それが世界1流かと言えばNO となるのは明らか。まだまだキープ力や1対1の強さが足りないし、 もう少し周りの選手の使い方を考えなければ、自分のスタイルオンリーではダメ。 もし海外でプレーするようになったら海外のマスコミの方が厳しいよ。

絶対に認めないだろうが岡田はこの大会中に必ず思ったはずだ。 カズがいれば...と。 結果はともかく岡田が就任してからやったことはカズを外したことだけ。 予選ではうまくいったが、本大会では連れていかなかったことに対する責任からか、 城を外すことが最後の最後まで出来なかった。 日本国民の期待の大きさから来るあまりのプレッシャーにおかしくなったようだ。 大体日本は強くないんだし、初出場なんだから、もっと的を絞った戦術でないと。 どうもワールドカップ常連のような戦い方を練っていたように見える。 それにこうと思ったら全く修正の余地がない固い頭。最初から思惑がはずれてガタガタ。 今振り返ると、 アルゼンチン戦でアルゼンチンが最初からガツガツ攻めてこなかった時点で この結果は見えていたのかも知れない。

優勝を狙うわけでもないのに3人もGKはいらないし、使う見込みも無いのに伊東を入れたのが一番の 。 結果のでないメンバーを使い続けるのも理解できない。 選手交代のタイミングも最悪。3バックから4バックに変えるのに 後半初めでなく途中からなんてDFを混乱させるだけ。 交代選手を出した際の意図も明確でない、選手に浸透していない。 これは監督の責任。選手もその選手を使うとか 戦術を変えるとか言う判断もできない。

選手ではGK川口、DF全員とFW中山、ロペスは自分の仕事をしたと思う。 小野は時間が短すぎて評価は付けられないが2002年は期待できる。 MFは速いパス回しが武器と言われたがアジアの外では通用していない。 最初の2戦である程度通用したように見えたのは相手が試合巧者だから、 最後のラインさえ突破されなければOKという試合運びに気づかず、 中盤をちょっとばかり自由にさせてもらっていただけ。

ただ、相手の組み合わせやボクシッチ、ボバンがいなかったことなど、 どこにも勝つことも引き分けることも出来ないような大会ではなかったはず。 世界との差は大きいとはいえ、返す返すも残念。

2002年は予選なしで出場できるので、チーム作りは今回より数段難しい。 優勝で予選免除のブラジルでさえ、今大会はチーム作りがうまくいってないのだから。 個人の能力の高さでカバーしているが、このままでは優勝はほど遠いだろう。 よって今後の日本は監督のチーム作りが非常に重要である。 なんとかして良い監督を見つけて欲しい。 ただ、結果の出せない(過去9試合で、7敗2分らしい)監督を使い続けて、 今大会の采配を見ても、まだ次のWCもとか言ってる 日本サッカー協会の無能さが大問題。

やはり現時点では小野が中心 になってくる可能性が高いというのが間違いのないところ。 今回を機にマグレでも海外でプレーするチャンスのある選手がいたら是非海外でプレーして 世界との差を実感して本当の実力を身につけて欲しい。Jリーグではダメ。

最後に、
厳しい事しか書くことが出来なかった事が残念でたまらない。
本当は心から称賛したかったのに。
4年前に出場し損ねたつけが、今回まわってきた。次回は今回勝ち点、初勝利を逃したつけが回っていきそうだ。 得点だけは何とか取ったが...。

2002年の活躍を夢見て...。
WCのピッチに立つカズの姿も見てみたい。


1998年 6月26日 ”v.s. ジャマイカ” 1−2: 負け、負け、負け

あああっ、 もう。なんなんだよ一体!!。
やる気あんのかよ!!。

もう一体何?。やる気が全然見えない立ち上がり、1次リーグ敗退が決まっているとはいえ、 日本としては大事な一戦大体なんで3バックなの?、岡田は何を考えているんだ。 もう最後なんだから、攻撃重視にするんじゃなかったの?。 ジャマイカに負けるのを恐れて立ち上がりはワールドカップで実績のあると思った3バックで行こう とか思ったわけ?。あほか。あまりのプレッシャーに岡田はおかしくなってしまったらしい。

岡田の采配に愛想を尽かしたのか、はたまた1次リーグ敗退でやる気をなくしたのか選手の動きも重いし、 大体やる気が全く見えない。見ているこっちが唖然としてしまった。

--- 頭に血が上ってきたのでちょっと書くのを中断 ---

3時間20分後、再開。
もう試合は終わってるので、ここからは冷静に書きましょう。
開始早々の疑問。なぜに3バックなのか?。もう1次リーグ敗退が決まっている状態。 相手はジャマイカ。選手に90分集中しろと言うのが難しい状況である。 加えて、ジャマイカ。当然ワールドカップ初勝利は狙っている。 守備はザル、攻撃も身体能力はあるがわりと単調。 ウィットモアからのパスとサイドからのオーバーラップを気をつけていればまぁそんなに怖くはない。 が、数少ないチャンスでも決める能力はある。 と言うことから、私は0点で押さえきるのは難しいと考えていた。 攻撃でいろいろ試すには3人の交代をフルに生かさなければ。 それには3バックでは4バックに変える余分な交代で1人損してしまう。 4バックなら森島も出せたはずだ。

当然日本はワールドカップ初得点、初勝ち点、初勝利を狙っているのだから、 点を取りに行く、それも2点以上が必須。 となれば、最初は守ろうなんて考えがおかしい。 大体、強豪相手とはいえ引き分けも出来ずに2戦全敗のメンバーを イエローカード累積で出れない中西を小村に変えただけなんて 信じがたい。普通なら2−3人変えるべき。リスクは少ないのだから。

で、もっと信じられなかったのが、試合に出ている選手。 立ち上がりから全くやる気がない。 岡田の戦略が気に入らないのか、ただ単にやる気がないのか、動きも重くいい加減なプレーの連続。 で、案の定、ウィットモアにやられる。で、さらに信じられないことが。 1点ビハインドなのに、特に変わらない選手たち、攻める気が、点を取り返してやろうと言う気が見られない。 試合中に笑顔がチラホラと見える。FW城に、MFの面々。 この辺で応援する気がなくなった。

後半、当然初めから選手交代が、と思っていると 交代なし。うそー!!。
学習能力ゼロ。 3戦連続、同じ事の繰り返し。 まさかここまで岡田がダメ監督とは。負けてるんだよ!!。ただただ呆然。 で、やっぱりやる気のない選手。当然のごとく、さらに失点。 あれだけ中盤が機能してなければ守りきれるわけはない。 フリーのシュートを外す城に怒りを見せる?川口。 今頃、選手交代。あまりにもチャンスを外しまくるのを見て さすがに焦ったのか、足のけがで完全に動けなくなっている中山でなく、 柱にすると言っていた城をロペスに交代&名波を平野に。 いつも言ってるけど、なぜ平野?。ここは森島でしょう。守備はザルで走り回れば 必ずチャンスが来るし、やる気の固まりの森島でチームに活を入れることが期待できる。

驚いたことになぜか突然やる気を出す選手たち、 岡田への抗議でやる気を出さなかったのか?。 ロペスを使えと。それにしても、応援してるサポーターに対して 失礼極まる。 城とMF全員帰れ!!。

その後、チャンスはたくさんあったが、決定力不足は全く解消できない。 パスに冴えが見えない上、全く枠に飛ばないのにボコボコとあまり意味のないシュートを打つ中田、 がんばっているのはDFと、ロペス&中山の年寄りコンビのみ。

勝てる見込み無し。 何とか引き分けて、勝ち点を、と思っていると。 やっとこさ、相馬からのロングをロペスがヘディングシュート、コースがずれるが中山の必死のダイブ。
よし!!、日本初ゴール。
やはり中山、へばっていても見せ場を作る。 だが、ここまで。

最後の最後に小野投入。この試合は初めか、最低でも後半頭から使って欲しかった。 さすがに見せるプレー、花がある。これはと思わせる、期待を裏切らないプレー。 ただ、あまりボールが集まらない。 中田がダメなのは分かっているはずなのに、小野でなく中田にボールを集める選手たち。 小野が効いているんだから、小野に集めるなんてのは監督に言われなくても 選手が自分たちの判断で決めること。そう言う切り替えが出来ない。

タイムアップ。 悔しさだけが残る。勝敗でなく、選手のプレーに対して。

試合後、ユニフォーム交換を拒んだロペスの表情から滲み出る悔しさを見て、涙が出そうになった。


1998年 6月20日 ”v.s. クロアチア” 0−1: また負けた

あまり愚痴を言ってしょうがないが、簡単に言うと、

以上である。アルゼンチン戦以上に世界との差を見せつけられた試合だと思う。
ただ、一つだけ付け加えるとすれば岡ちゃんと城はクビだな。
特に城、どっか行って!!。 井原ももう日本代表は引退かな。
この試合で得られたのは、 ”組織力だけでは世界に通用しない”と言うことだけ。

さて、実力通りと言えばそうだが一次リーグ敗退が決定した。
奇跡を信じた人も多いだろうが、勝ちに対する意欲の無いチームが勝てるほどワールドカップは甘くない。 しかし、しかしである。次の試合が日本の本当の評価を決める試合になるだろう。 日本は良くやったと言うことをよく聞くが、それはあくまでサッカー後進国の日本としては と言うだけのこと。次のジャマイカ戦にある程度の試合内容で勝てれば、日本サッカーにとっては 大きな収穫だと思う。ただし、守備がザルのジャマイカ相手 に点が取れなければ日本のサッカーは大きく後退してしまう。
とにかく攻撃!!、勝利に対する 貪欲さを全面に出して欲しい。メンバーは大きく変更した方がいいだろう。 4バックで、前二試合では試すことの出来なかった小野あたりも試したい。 最初から全開、攻撃あるのみ。

ワールドカップに日本の足跡を残して欲しい。


1998年 6月14日 ”v.s. アルゼンチン” 0−1: 負けた

日本は良くやったと思う。 ただ、やはりそこまででしかない。
岡田さんが言っていたように、

「結果がすべて」

である。 当然だが得点差以上に実力差はあった。

アルゼンチンはさすがに巧い。試合巧者という言葉があう。 バランスのとれたチームで調子に乗れば優勝の可能性もあるだろう。 立ち上がりは情報不足のせいか必要以上に慎重な試合運びだった。 逆に言えば、そこにつけ込むチャンスはあったのだが。 日本は出来ることなら前半、悪くても30分間は押さえたかった。 しかし、オルテガ、ベロンが機能してくるとちょっと手に負えなくなってしまった。 あそこまで好き勝手にやられた 原因はFWにある。特に城。 後ろに戻すパスしか出せない、自分で点を取りに行く姿勢が見えない。 日本はフィールドの3分の2までは持っていけるのだが、 その先がキープもできないし、自分で突破することもできない。 シュートorCKまで持っていけない ので、相手の逆襲をくらいピンチを招き体力を消耗してしまった。

前半29分バティストゥータはうまいの一言。 井原の不用意な一発カットし損ね(よくある)でマークを外す のと名波の足に当たる不運があったとはいえ。 チャンスを確実に決める!! これがストライカーに求められる唯一の条件である。

その後は見ていられなかった。 MFが総崩れでDFも押さえきれない。 GK川口のスーパーセーブに助けられた。 FWのキープ力のなさはどうしようもない。 なぜ後半初めからロペスを投入しないんだ。遅すぎる。 下手すると一方的にやられる所だぞ。 ただ残念ながらロペスはあまり機能できなかった。ロペスを使うプレースタイルが 確立されていない。競合相手なら大事なフォーメーションになると思うのだけど。 あと、セットプレーをもっと大事にしないと。 WC前に見せていたトリッキーな FKを見せないのはなぜ?。 後半、足の止まってきたアルゼンチンに対し、日本は優位に進めていたが なぜそこで平野なの?。
岡田さん、あんた絶対間違ってるよ。 あそこなら森島、別なら小野でしょ。 それに采配が遅すぎる。 いずれにせよ、 交代選手を使うプレーをする事が全く浸透されていない。 中田のスルーパスに頼りすぎ、 突破!! やキープがなければスルーパスも生きてこない。 中田にメールも書いたんだけどな。
中田自身は良かったけど、選手交代してもプレースタイルは変えないんだよね。 この辺りは小野の方が上かもね。

いずれにしろ、もう次の試合だ。 悪い部分をいまから修正するのは難しいが 出来ればロペスを中心とした攻撃のスタイルを少しでも確立したい。 ただし、ロペスを使う場合はスルーパスでなく足もとに出すパスが必要だ。 中田中心のチームには変わりないが、 名波の出来で日本が攻撃的になるか 守備的になるかが決まる。後、不用意なファウルは致命的なピンチを招く ので注意したい。競合相手ではある程度はしょうがないが。 井原と中西のイエローカードがあとに響かなければよいが。

川口、中田、名波、中西、秋田はよく頑張った。 この辺の選手は外国からオファーがあってもおかしくないんじゃないかな。

クロアチア戦は今日以上に相手の隙は無い気もするが、総合的な力は アルゼンチンよりは下なので 積極的に点を取りに行けるハズだ。
がんばれ、日本!!。
決勝トーナメントに出るなら 今度は本当に結果が求められる。
「がけっぷち」である。

おまけ:
・韓国は結構がんばったが、メキシコの底力にはかなわなかった。残念。 ただ日本が1勝する前には勝って欲しくない気が...。 メキシコのフランコの両足で挟んであいて二人を交わす技は非常に カッコ悪いが効果的。 止めようとするとファウルになる可能性が高い。 但し、体力の消耗は激しそうだ。
・スペインも優勝候補にはいるほど強いチームだが、 ナイジェリアは凄いな。


本番前最後の国際Aマッチ
1998年 6月 3日 ”v.s. ユーゴスラビア” 0−1:負け

はっきり言おう、岡野はいらない。
今回は岡野が効く場面ではなかったと思うが、 たった一つしかない自分の使われ方を理解できない奴はいらない。気の弱いFWもいらない。 岡野は何があっても下がっては行けない。中途半端なディフェンスなんぞは期待していない。 相手DFが全員あがって、日本がどんなにピンチになっても、 ハーフウェイラインのすぐ内側より後ろに下がってはいけない。 その位置なら、DFが一人もいなくてもオフサイドではないのだから。 裏に走り込めるポジショニングをして、ただ、ひたすらにボールが来るのを待ち、 ボールが来る瞬間に走る、オフサイドだけに気をつけて。 ただこれだけである。その後の結果は問わない。 ゴールが奪えれば御の字であるが、自分一人でシュートまでいければ合格。 途中で取られてもOKである。 トップで張ってられないなら、FWなど止めてしまえ!!。 最後の平野のフリーキックの時も突っ立ってるし、常にこぼれ玉を狙わないと。

個人的にあまり好きではないということもあるが、城はやっぱり混戦の中で何か出来るタイプではないし、 それを期待させる感じもしない。二次予選を戦う中でちょっとはましになったし、いいプレーも1つ、2つあったが、もっともっと貪欲さや何とかしようとする努力が欲しい。

FWは何とかならないものか、中心と言われている城は決定力があまりに乏しく、悪い状況を打破する能力はなし。 中山はガッツがあって良いけど年齢的なものか30分ぐらいしか機能しない。 ロペスは体調さえよければ結構良いが、今のチームはロペスをうまく生かせるチーム構成や戦術ではない。 岡野は使えないし...。
前々から、切れがあってヘディングが強く、15分で仕事が出来るスーパーサブ的な FWがいればと思っていたが、誰かいないのかな?。全盛期の長谷川や黒崎のような奴。 取りあえずは、岡野が使えそうにないから、今からでもヘディングの強い選手に替えた方がいい。 今なら前回期待を大いにはずしてくれた高木の方が何倍も使えると思うけど。中田or小野から高木の頭にあわせて、 シュートまたはポストにして落としたところへ、中田とか中山、森島あたりを走り込ませるとかの ありきたりだが攻めてのない時に効果的なプレーが出来るはず。ただ、城では決められないだろう。

次は、MFについて、結論からいうと先発メンバーはそんなに悪くない。 特に中田、山口は後半の初めまでは非常に良かった。 名波はあまり調子が良くなさそうだけど。 ただ、選手交代等でバランスが崩れると一気にダメになってしまう点を修正できなければ ワールドカップでは通用しない。

日本は良くも悪くも中田のチームであり、 中田が抜ければ機能しないチーム構成&戦術である。中田は期待通りに良かった、 ただし、自分で行けるところを行かない場面がしばしばあるのと、 今回の最後の方のように試合を投げ気味になるところが良くない。
あと、ゴールをはずして笑っているようでは世界には通用しないよ。城も。

日本の攻撃で、ドリブルで相手を抜きに行くシーンをほとんど見ない。サイドバックからの攻撃時に 多少みれるぐらい。時にはそういう強引さがないと相手も怖くないし、攻撃チャンスが作れないよ。 もっともっとチャンスには貪欲にゴールを目指さなきゃ。サッカーはチームプレーとは言っても ここの局面では1対1の戦いである、そこで勝てるかどうかの積み重ねで勝負が決まる。 スルーパスやワン・ツーなどの直接の接触をさけたプレーだけではワールドクラスには通用しない。

DFも基本的には良かった。中西が結構光るものがある。エースキラーとして使える。 秋田、斉藤も非常によい。相馬に一時期の切れがないが、名良橋がえらく良くなった。 井原がいなくても問題ない。井原の攻撃力は惜しいが、たまに重大なポカをやる ので体調が十分でないなら安心感のためにベンチにいるだけでもいいのでは。

ただ一点だけ、小村は、友達の先輩らしいし、がんばってるとは思うんだけど、 お願いだから出ないで!!。 どうも日本にアンラッキーを持ってくる。よけいなファールが多すぎる。 失点の原因は小村(と思われる)のファールが8割、川口のポジショニングが2割でしょう。 シュートは確かに凄かったけど、そのチャンスを与えたファールが主原因。

GK、川口は最高!!。今回は点取られたときのポジショニングやDFへの指示不足?ぐらいかな。 ただ、たまにあるのだが熱くなるとダメ。GKが熱くなってどうする。 その点だけがまだまだ青いなと感じる。 GKは3人はいらない。けがの時は新たに登録できるらしいし、そういう安心を求めるようなことは 力のあるチームがする事で、日本はもっと他に必要な選手がいるはず。

岡田監督は、二次予選から時間があいてしまったので 神通力が無くなってきたようだ。 交代選手の起用がちょっと納得できない。名波を下げてしまって中盤が機能しなくなってきたのは まぁしょうが無いとして、あそこで平野は無いでしょう。平野は相手が引いてしまって攻め手がない時などに DFを前に出させるためにロングシュートを多用する使い方がベストだと思う。あれだけ中盤が崩れたときでは 効果がない。DFの後ろにもあまりスペースがなかったので岡野投入もちょっとね。 服部も入るといつもバランスが崩れるから入れない方がいい。 今までさんざんやってきたのに4バックにするのも遅すぎ。 あそこは森島でかき回すか、キープ力のある小野を入れて中盤を立て直しつつ、 中田に切り込ませるのがいいと思う。本番でないので隠してたのかもしれないが、 あまりそうは見えなかったし、実践で試すいい機会だったと思う。 セットプレー以外は隠し立てするほど、日本に力はないのだから。
また、選手交代の際にその人を効果的に使うということが徹底されてないようだ。

今のままでは日本代表はアルゼンチンには勝つどころか、引き分けることもできないだろう。 技術やパワーはもとより、日本には魂が欠けている。日本代表の重みを知っているのはカズだけだった。 サッカー大国のブラジル生まれのロペスだけはその重みを知っているだけだろうが。 カズが代表落ちしたのは非常に残念だが、今更入れろと言っているのではない。 他の選手にそういう気持ちが欠けていると感じる。ワールドカップは国と国との戦争なのだ。 アルゼンチンは自分と家族、国のプライドのために何が何でも勝ちに来るだろう。どんなことをしてでも。 それを止める力は今の日本にはない。うち破る決定力もない。 結果をひっくり返しうる精神力も足りないのである。

それでも当然、日本を応援する。勝つことを願う。

がんばれ、日本!!。