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臨海副都心
漂う波を見下ろし
数えきれない波の声を耳に入れる
浜辺の風が頬に当たり
いつしか頬は海の臭いで充満している
漂う口笛をただ鳴らし
都会に震えている海を体で慰める
ビルの谷間を通り抜けた風が胸に当たり
いくらか胸はビルの臭いで冷たくなっている
漂う視線を横に止めて
なだらかな人影を腕で感じる
仲間にぶつかった風が目に突き刺さり
ふいに瞳は仲間のシルエットをぼかし始める
いつしか頬は海の臭いで充満している
いくらか胸はビルの臭いで冷たくなっている
ふいに瞳は仲間のシルエットをぼかし始める
ただ耳だけがバカ正直に 波の音を捕らえている
押しては引いていく波の音だけ
黒い波の音だけが この街の記憶
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