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TDM(2004年10月)

 2004年10月9日、妙見山上にてTDM(ツール・ド・箕面)が開催されました。これは、春〜秋の毎月第二日曜に各地から珍車・名車が集まって交流を深めるというものです。
 アコードで行っても全然珍しくないので、自分なりに考えて原付なのにフルサイズで自主規制いっぱいの7.2PS・今では製造中止となった2ストバイクのNS-1(中古市場ではプレミアがついてるらしい)で妙見へと向かいました。
 現地に着くと雑誌でしか見た事の無いような珍しい車ばかりです。ただのフォルクスワーゲンゴルフかと思えばR32のエンブレム(V6/3.2リッター)がついていたり、車名もわからないローバーのセダンがいたり、そこにいる皆さんはフェラーリが来ても特にビックリしたりはしません。
 ここでは私が雑誌やTVで見た事のある、つまり説明できうる範囲での車を紹介します。ジネッタとか言われても私にはピンと来ませんので。

Peugeot206  プジョー206です。よく街中で見かけるとお思いでしょうが、右はRC、左はCCというグレードです。1110kgの車重に177PSのハイパワーユニットを搭載するRCと電動でオープンになるCC。かっこよさもかわいさもこの車は両立してしまいます。オーナーさん同士の会話が聞こえてきましたが、お互いそれぞれを褒めておられました。


cliov6  ルノークリオスポールV6。クリオという名前はホンダが持っているので日本名はルーテシアとなります。ルーテシアという車、1.6リッタークラスのFFのはずなんですが、これはV6の3000ccをミッドシップに置き後輪を駆動しています。昔あったルノーサンクターボの手法と同じですね。


360&500  日本を代表する大衆車のパイオニア、スバル360とイタリアの大衆車の代名詞ともなったフィアット500です。てんとう虫とヌオーバ・チンクチェントという名前でおなじみです。え、知らない?今覚えてください(笑)。この2車の生い立ちを語ると1冊の本ではおさまりません。実際いくつもの本が刊行されています。それぞれ機能を追求した結果、優れたデザインも完成し、そのかわいさは我々を魅了してやみません。


lotas  ロータス軍団。奥からエスプリ、ヨーロッパ、ヨーロッパ、エリーゼとなります。ヨーロッパの外観が違いますが、詳細は知りません。ロータスの車はすべてEで始まる名前となっています。ほかにエラン、エクシージ等、ね。イギリス車なのでスーパーカーといえども右ハンドルです。


コンテッサ  いすゞがジェミニを作らなくなってだいぶ経ちました。ビッグホーンももう作りません。そのうちいすゞが乗用車を作っていたなんて知らない人が増えてくるんでしょう。日本にはトラックメーカーとして有名な会社が他にもあります。日野。このメーカーも乗用車を作っていた事を知る人は今はほとんどいないのではないでしょうか。その日野の作った名車、コンテッサクーペがやってきました。流麗なデザインは独創的で、他のどの車とも似ていません。
コンテッサエンジン  エンジンルーム。日野のエンブレムがヘッドカバーに刻印されていて、紛れもなくこれが日野の乗用車である事を主張しています。昔はこんな小排気量のガソリンエンジンも作っていたんですね。今の日野の整備士さんはこのエンジン整備できるんでしょうか(整備士免許持ってるから整備できますって/小さい工具無いかもしれないですけど)。
コンテッサエンジンルーム  ちょっと離れて見てみましょう。そうなんです、この車はリアにエンジンを積んでリアを駆動するRR方式だったのです。ポルシェ911やサンバーなどは現在もRRですが、こういったノッチバックタイプの車でリアエンジンというのは珍しいですね。給油口は前のボンネットを開けるとありました。きっとガススタンドの若いバイト君はボンネットにエンジンがないのを見てびっくりするんでしょう。あぁそんな風景見てみたい。


8.32  さて街中で見かけないだけで何の変哲もないような外車のセダンがやってきましたよ。でもね、私これが来たときについ声が出てしまったんです。「ついにヤツが来たー」と。まぁ普通ランチアといえばデルタ、イプシロンは知ってる人いるかなーくらいのイメージだと思います。この車はテーマという名前です。イタ車のセダン、なかなか渋い選択じゃないかと思われる方、甘いです。これ渋いどころじゃないです。アツいんです。何がアツいのかというと・・・
8.32エンジン  エンジンルーム。ヘッドカバーに刻まれた文字、見えますでしょうか。ランチア by フェラーリ。はいフェラーリのエンジンです。V8の32バルブエンジンが横置きにマウントされています。ランチアテーマ8.32。この車を見かけても(まず見かけませんが)勝負を挑まないようにしましょう。勝てません。ボタンを押すとトランクから電動で出てくる(!)リアスポイラーを見る暇もなく視界から消えていくのではないでしょうか。


 とまぁたくさんの珍しい車を見る事ができました。他にも色々来ておられたんですが紙面の都合で(筆者の知識の限界とも言う)ここまでにしたいと思います。冬は旧車に辛い季節なので行われていませんが、春から秋にかけてこうやってたくさんの車が集まって親交を深めるというのはとても楽しい事です。機会があれば訪れてみられるのもいいんじゃないでしょうか。


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