地球以外の天体にも知的生命体が存在することを信じて、彼らからのメッセージを日夜待ち続ける女性科学者、エリー。 ついに宇宙から人類に向けて発信されたと思しき波動をキャッチすることに成功する。
そのメッセージを解読したところ、ある装置の設計図が現れた。 どうやら、これを使うと彼らのところに行くことができるらしい。
しかし、彼女の手柄も結局は学会の権威ドラムリンに横取りされてしまう。 彼女は自分自身のプロジェクトが他人のなすがままにされていく様を眺めているしかないのか? この装置に乗って、彼らとコンタクトするのは……誰?
SFかと思ったら、そうではなくてもろ人間ドラマ。 宇宙からのメッセージは道具立てとして使われているにすぎない。 クリントン大統領出てきたり派手なビジュアル使われてたりするけど、そういうのは結局のところ付け足し。 といっても、その道具立てやら付け足しやらがいちいち面白いところが憎いんだが。
人間性というものについていろいろ考えさせられて結構面白かった。
あと、北海道に変なもん作んなよ。
1998-10-06