機動戦士ガンダム 逆襲のシャア

Data

監督
富野由悠季
声の出演
古谷徹, 池田秀一, 鈴置洋孝, et al.
公開
Japan, 1988

Story

宇宙世紀0093。
地球に住む人々を粛正するため、シャア・アズナブルはネオ・ジオン総帥となって隕石落としによる地球寒冷化作戦を実行にうつす。 それに立ち向かうのは、ブライト・ノア率いる地球連邦独立部隊ロンド・ベルだ。 その中には、一年戦争におけるシャアのライバル、アムロ・レイもいた。

まずネオ・ジオンは、地球連邦の首都・チベットのラサを目標落下地点として小惑星フィフス・ルナ落としを敢行する。 ネオ・ジオンはスペース・ノイド(宇宙移民者)たちの心情を味方につけていることもあって、結局ロンド・ベルはフィフス・ルナが地球に落ちるのを阻止することができなかった。

一方、月では最新鋭モビルスーツ・νガンダムの最終調整が進められていた。 地球連邦のものでは初めてサイコミュとファンネルを搭載したモビルスーツである。 アムロはこの調整に参加するべく月に赴くが、その間にネオ・ジオンのモビルスーツ部隊がロンド・ベルを襲う。 調整が不完全なままνガンダムで戦場に急行するアムロ。 だが、なぜか敵はあっさりと引き上げる。

実はロンド・ベル急襲は陽動だった。 その隙にシャアはスペースコロニー・ロンデニオンに乗り込んでいたのだ。 地球連邦政府とネオ・ジオンはロンデニオンにおいて密かに会談し、和睦を結ぶ。 そしてネオ・ジオンは、武装解除に応じる代わりに小惑星アクシズを手に入れたのである。

しかし、最初から和睦協定を守る気など無かったネオ・ジオンは、武装解除すると見せかけて地球連邦側の拠点・ルナ2を制圧し、そこにある核ミサイルを奪ってアクシズに運び込むとともに、地球寒冷化作戦の仕上げとしてアクシズを地球に向けて加速させる。 ブライトは、和睦交渉に立ち会った会計監査局員カムラン・ブルームからの情報を得て、いち早くその意図を見破ったものの、アクシズの加速開始を止めることはできなかった。

アクシズを守るネオ・ジオンに、モビルスーツ部隊による襲撃をかけるロンド・ベル。 さらに、カムランから入手した核ミサイルを放ってアクシズの破壊を試みるが、ネオ・ジオンのモビルスーツ部隊によってミサイルは狙撃されてしまう。 残る手だては、アクシズを内部から破壊する作戦しかない。 かくして、アクシズ周辺において敵味方のモビルスーツ部隊と艦隊が入り乱れての激戦が展開される。

ファンネルを備えたνガンダムは、ネオ・ジオンのモビルスーツ部隊を圧倒する。 その一方で、νガンダムのサイコミュに採用されているサイコフレームに関する奇妙な情報がロンド・ベルにもたらされる。 実は、この「金属粒子並みの大きさの集積回路を封じ込めた」サイコフレームの技術は、ネオ・ジオンから流されたものであるというのだ。 そして、激戦のさなか、モビルスーツの爆発によって破壊されたテスト用サイコフレームの素材が宇宙空間に散布され、人々の心に微妙に作用しはじめる……。

しかし戦闘はまだ続く。 アクシズ周辺にて、νガンダムを駆るアムロと、サザビーで立ちはだかるシャア。 それは、地球の運命を巡る闘いであると同時に、一年戦争以来続く二人の私闘の決着でもあった。

モビルスーツ戦ではνガンダムがサザビーを制した。 そして、ブライトの指揮の下、ロンドベルの工作部隊がアクシズ内部に侵入して仕掛けた爆発により、アクシズは前後二つに割れる。 計算ではこれで質量が軽くなって地球に落ちない、はずだった。 ところが、爆発によるブレーキが強すぎたために、アクシズの後部は地球への落下を開始してしまう。 もはやその落下を止める手段は無かった。

勝ち誇るシャア。 アムロは、無謀にもνガンダムでアクシズを大気圏外に押し返そうとする。
「νガンダムは伊達じゃない」
しかし、たった一機のモビルスーツの出力で隕石の圧倒的な質量を支えることなどできるはずも無かった。

そのとき、サイコフレームの働きがνガンダムを核として人々の心に人類の未来への希望を呼び覚ました。 戦場付近のモビルスーツ部隊が敵味方を問わずアムロの元に集結する。 集中した意志がサイコフレームの共振を呼び起こし、その力はアクシズの質量をついに動かすのだった。

My comment

一度観ただけではなんだかよく解らない。 何度も繰り返し観て、LDに付いてる解説を読んで、あと japan.anime.gundam も読んで、やっと「あー、これはこーゆーことかな」と解ってくる。 一応大体のところは解ったつもりで、上の Story を(戦闘のなりゆきに話を絞って)書いたんだけど、それでも間違いがあるかもしんないなぁ。

という次第で何度も観るんだけど、どういうわけか毎回面白い。

もちろん、顔を見ただけでは誰がシャアだか誰がミライだか判らんとか、クェスの台詞はときどき訳が解らんとか、なんかもう全体的にわかりにくいとか、そういう疑問や不満はどうしても残る。 しかし、説明を省きまくってでもドラマやモビルスーツ戦を描き込んだため、すごく濃い内容になっている。 そんなわけで、この作品は特にガンダムファンというわけでもないぼくにとっても好きな一本となった。

1998-05-24


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