速見昇(ハヤミノボル)を略して(ハル)。
そんなハンドルネームでパソコン通信の映画フォーラムに出入りするようになった彼は、そこで出会った(ほし)という人物とメールをやりとりするようになる。
それぞれに過去をひきずり辛い現実にぶつかりながら毎日を送る二人は、やがて深く心を通わせる。 しかしその一方で、(ハル)は(ローズ)と、(ほし)は仕事で知り合った青年実業家と付き合ったりして、二人の交流がパソコン通信の枠を超えるまでのもどかしい道のりは続くのだったりする。
ああっあのジリジリ感がたまらん。 結構青春モノとかそれっぽいの好きなのでこれも好き。
森田作品なのでカメラは動かない。
パソコン通信がネタなので、観客はやたらと字を読まされることになる。
メールはもちろん読む。
映画フォーラムのチャットも読む。
のみならず、電光掲示板の天気予報も読む。 東京と仙台しか存在しないらしい。
食事の献立も読む。 いちいち書かんでもよかろうに。 しかも毛筆。
あと長髪の深津絵里がかわいい。
その後NHKの「ふたりっ子」でブレイクした内野聖陽も、ああいうチャットやなんかに顔を出すネットワーカーとしては反則的に男前である(偏見?)。
実際にはこんなことは無いよー。
1999-10-31