九州大学50周年記念講堂の正面、「地蔵の森」の端っこに「21世紀交流プラザ」という建物ができた。 この建物の中には、生協の書店、喫茶店、ITサロンがある。 10/10 (水)は書店のオープン、10/11 (木)は喫茶店のオープンだった。 10/11の夕方にちょっと覗いてきたのでここで紹介。
Y. Furui, 2001-10-14
前日の10/10は書店のオープン日だった。 その客寄せのためか、この建物の正面にあるちょっとしたスペース(噴水なんかもあったりして)で夕方から「シーナ&ロケッツ」がライブをやっていた。 ここからぼくのいる研究室までは少し距離があるのに、低音の響きが研究室のガラス窓をビリビリ震わせていたものだ。
10/11はそんな騒ぎもなく静かに喫茶店がオープンした。 昼間ほんの少しだけ立ち寄って、営業時間が夜8時までなのを確認していたので、夕方になって人が少なくなるのを待ってからもう一度行ってみることにした。
行ったのがもう夕方の6時半ぐらいだった。 この時期の6時半と言えば、もう陽が落ちている時間帯だ。 しかし新しくこの新しくできた「21世紀交流プラザ」はやたら明るくて、「地蔵の森」とはなんだかチグハグな印象さえ受けた。 これ、来年の夏になったら絶対虫に悩まされるぞ。
今は試験的に夜の9時まで営業しているようだ。 それを知らない人が多いせいか、この時間帯ではあまり客が入ってなかった。 たぶん試験期間が終わったらもっと早い時刻で閉店になるんじゃないかと思う。
既に書いた通り、夜8時まで営業している。 入り口には黒板が立てかけてあり、手書きでメニューが書いてある。 紅茶・コーヒーは150円。 期待させない値段だ。
生協がやってる喫茶店なのかと思ったが、どうも違うらしい。 明らかに学生のバイトかボランティアだ。 この時点で、紅茶の味に対する期待度がまた一段と下がってしまったのは仕方無いと思う。
日本語のあやしそうな男性がいたり、ときどき英語が飛び交っていたりしているところから察するに、どうも留学生とかその関係者みたいな人たちが中心になってやっているみたいだ。
入り口を入って左手は、レジとカウンターらしい造りになっている。 レジで注文するとカウンターに出してくれるようになっているらしい。
レジで紅茶の注文を受けてくれたのは学生のアルバイトらしい女の子だったが、
「お仕事してらっしゃる方ですか?」と訊かれたのにはちょっと面食らった。 会って初めての店員からいきなりそんな質問をされるとは思っていなかった。
「いや、学生です」思わず苦笑してしまった。 こちらは悪気があって笑ったわけじゃないが、向こうがそれをどう解釈したかは分からない。
「どちらの学部なんですか?」
「工学部」
お値段から考えて、どうせティーバッグだろうと思っていたが、意外にも出てきたのはポットとカップ、それに茶漉しと砂時計。 茶葉や道具はちゃんとしたものを使っているようだ。
日本語がちょっと怪しそうな男性の店員からは
「3分がちょうどいい時間らしいので、この砂時計を見てください」と言われた。 店員が客に向かって「ちょうどいいらしい」というのも妙な話だが、ここまでくると「まぁいいか」という気分。
さてその3分後で、ポットのお茶をカップに注いで飲んでみたが、お湯の温度が低かった。 どうも美味しくない。 おそらく沸騰したてのお湯を使っていないのだろう。 ポットやカップを事前に温めるようなこともしていなさそうだ (カップは出てきてすぐに触れば確認できたのだが、あいにく確認しなかった)。
せっかく材料や道具が揃っているのに、正しい淹れ方を知らないのは残念だ。
喫茶店の奥には階段があって2階に続いている。 2階はITサロンになっている。
階段を上ってすぐの空間が「ITサロンA」で、机の上にPCがズラッと並んでいる。 PCはインターネットに常時接続されている。 これを学生が自由に使っていいらしい。
もう遅い時間帯だったせいか、人は数人しかいなかった。
図書館にも同じような部屋があるが、こちらは喫茶店の上にあるから無料のインターネットカフェのような趣きがある。 もっとも、下の喫茶店から飲食物を持ち込むのは駄目だろう。
「ITサロンA」があるからには「ITサロンB」がある。 階段を上って「A」を見ている角度から後ろを振り返ると、そこにあるのが「B」だ。
「A」と「B」の間はガラスで仕切られている。 「B」の中には机が置いてあるだけで機材は全く無い。 これから置くのかも知れないが。
何も無いし、中には誰もいなかった。 よって特記事項無し。
と言ってもエピローグと呼べる出来事なんか何も無かったんだが。
喫茶店にはもう一回ぐらい行ってみよう。 学内にある割には遅くまで営業しているのは魅力だ。 ケーキが売り切れで紅茶しか注文しなかったし、コーヒーの方も一応チェックしておきたいし。 どうせなら軽食もやってほしい。 それと、お湯の温度はもっと高く。