アニメーターの待遇について

1.アニメーターの労働に対する代価

コレに関しては、ご存知の方も多いと思いますが、私の聞き及ぶ限り以下の通りです。
低いほうの値段はTV作品、高いほうがOVA、ゲーム作品です。

そして、1ヶ月の仕事量がこのくらいです。

個人差が激しいので正確な数字ではないかもしれませんが、私が「このくらいできれば一人前だ」と思う数を書かせてもらいました。
尚、昔は「動画は1000枚描けて一人前」といわれていたようですが、当時と現在では、1枚の線の量(描き込み)が違うので、簡単に比較はできません。

さて、そうすると一ヶ月の給料が

更に、ここから源泉徴収で1割引かれます。
ついでに、ボーナスというのも存在しません。

2.アニメーターに対する保証

ありません。
前述のように、歩合制ですので給与の保証はないです。
さらに、保険も無いです。労災も出ません。
一応、組合があるようですが、とても影響力があるとはいえません。

3.アニメーターの仕事時間

 あまり決まってないです。(歩合制なもので……)
 だいたい、午前11時頃から午後1時頃ぐらいが出社時間で、午後6時頃から深夜1時頃までが退社時間です。
 ただし、アップ日(締切のこと)が間近になると帰れなくなります。

4.アニメーターの労働環境

 東京都練馬区西武池袋線近郊にスタジオが集中(そこに東映動画があるから)。
 小はアパート・マンションの一室から、大は自社ビルまで。
 冷暖房完備。
 ガス、水道(台所)、トイレ、バス(シャワー)、仮眠所付。
 歩いていける距離にコンビニ在り。

5.例外

  1. 代価について
    月給制のところも在りますが、ジブリやディズニー以外は、まず就職情報誌に載せれません。
    単価については、劇場作品の場合は倍以上の値段になることも在りますが、逆に、その劇場作品を1枚100円(動画)で仕事させられた、という話も聞きます。
    仕事量に関しては、動画でモブシーン(たくさんのモノが同時に動くシーン)を、2日で100枚しあげたとか、原画を同時に7作品も持ったとかいう逸話も聞きますが、やはり、こういう人は例外だと思います。
  2. 保証について
    一応、組合に入れば多少の保証はあるそうです。
  3. 仕事時間について
    希に、36時間周期の人とか(24時間働いて、12時間休む)、2週間周期の人(1週間働いて、1週間休む)がいますが、コレは例外。
  4. 労働環境について
    スタジオが練馬区に集中しているのは確かですが、その外の地域にも結構あります。
    あと、アニメーターの中には独立して個人でやっている人もいます。

以上が私の知っているアニメーターの労働条件です。

異論、反論、その他、大歓迎でお待ちしております。


其ノ弐

Hiroyuki's Room