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Radio 1 live in concert
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91年発売。内容はBBCの音楽番組「イン・コンサート」オンエア用にレコーディングされた75年3月のロンドンはパリス・シアター公演である。メンバーは「ロッキン・コンチェルト」制作時と同じだ。正規レコーディングだから当然音質はクリアーで、当時のキャラヴァンの生演奏が手軽に聴けるなかなかありがたい作品である。しかし・・・残念ながらこのこの日の公演は今一つテンションが高くない。キャラヴァンはいつも同じ調子で演奏できたバンドではないことが解ってしまうという、熱狂的ファンにはちょっと困ったCDである。それでも作品のクオリティはそれなりに保たれているから、初めて聴く人にはけっこう良いかもしれない。
演奏はいきなり15分に渡る「ラヴ・イン・ユア・アイ」で始まる。デイヴの弾くストリング・シンセサイザーが聴けるテイクは結構珍しいのではないだろうか。パイがギターソロでミスるとすかさずジョフリーが合いの手を入れてカヴァーする様子や、デイヴのせわしないプレイが何とも生々しい。デイヴはキーボードの音色もあまり考えてないみたいで、よくよくこの人はどういう人なんだろうと思ってしまう。うまくはまれば凄い人なんだが。
2曲目の「フォー・リチャード」はこの時期特有の構成で演奏されている。間奏でジョフリーがヴィオラとギターを持ち替え、デイヴとソロの掛け合いを聴かせる。惜しいのは決めのフレーズをデイヴがミニムーグで弾いており迫力に欠けることだ。やはりここはディストーション・オルガンをかまして欲しかった。ジョフリーはギターだけでなくフルートやグロッケンシュピールもプレイしており、器用さをアピールしている。マイク・ウェッジウッドもコンガを叩いたりして活躍。
意外と聴き物なのは「ダブソング・コンチェルト」か。ラフにプレイされているがデイヴのキーボード・ソロとジョフリーのヴィオラ・ソロ掛け合いにはスタジオ・テイクを上回る緊張感がある。デイヴの弾いているエレピはローズだと思うが、きらびやかで非常に良い音がしている。ただ、僕自信は元々あまりこの曲が好きでないので・・・申し訳ない。ラストはあっと驚く大音量のSEでまとめてしまう。強引と言うか、裏ワザというか悩むところだ。
ラストの「ホウダウン」は「夜ごと太る女のために」収録の4分の7拍子ポップスである。スタジオ・テイクと比べて大幅に違う訳ではないが、観客に手拍子を取らせたりしていてなかなか楽しい。きちんと奇数拍子で手拍子を打つ観客には感心する。きっとファンなんだろうなあ。
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