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Cunning stunts
The show of our lives Stuck in a hole Lover No backstage pass Welcome the day The dabsong conshirtoe The fear and loathing in tolling park lag
74年6月、前作でも活躍していたジョン・G・ペリーが去り、新メンバーとしてベース兼ヴォーカルにマイク・ウェッジウッドが加入した。マイクは作曲もリード・ヴォーカルもこなせる才人で、キャラヴァン以前にはカーヴド・エアで傑作「ファンタスゴマリア」と「エア・カット」に関わっていた。このメンバーでキャラヴァンは初のアメリカ・ツアーに出る。実に9週間に渡るツアーはかなりの好評を得たらしく、帰国後にメンバーは気合を入れて7枚目のオリジナル・アルバムを制作、それが本作である。ちなみに発売当時の邦題は「ロッキン・コンチェルト」。セールス的には彼らの作品中最も売れたらしく、キャラヴァンの代表作と言われることも多いアルバムだ。
僕は本作のA面をとても気に入っている。CDで言うなら前半の5曲である。
まずは一曲目、「ザ・ショウ・オブ・アワ・ライヴス」だ。デイヴの曲で、新加入のマイクが歌っている。これははっきり言ってかなり良い。名曲と言っても良かろう。メロディも歌詞も良いし、広がりのある感動的な演奏が聴ける。印象的なギターソロを弾いているのはジョフリー・リチャードソン。決してテクニカルではないが心に残るいいギターである。
続く2曲目は「スタック・イン・ア・ホール」。これは良い!なんと言ったってメロディが抜群にポップだし、思わず胸が躍る弾むようなリズム!軽やかなフレーズを奏でるミニムーグもたまらない。作曲者はパイ・ヘイスティングスで、硬派のプログレファンよりも筆者のようなポップス・ファンにお勧めの佳曲である。シングル・カットされたのもうなずける。
3曲目「ラヴァー」はマイクの書いたバラード。上品なストリングスとメロディアスなベースが印象的だ。さわやかな余韻に続き、しっとりしたパイの歌で始まるのは4曲目の「ノー・バックステージ・パス」。僕はこの曲がとても気に入っている。かすれたようなパイの声がとても気持ちいい。5曲目はふたたびマイクの歌う「ウエルカム・ザ・デイ」。作曲者もマイクだ。力強いヴォーカルが印象的で、アルバムのA面をうまく引き締めている。
B面のほとんどはデイヴ作曲の大作「ダブソング・コンチェルト」が占めている。この曲は・・・実は僕は彼らの楽曲中では代表曲と言いたくなるほど好きではなかった。だがしかし、聴き始めて10年以上経って、突然名曲だと感じてしまった!デイヴの描いた曲でも「ナイン・フィート・アンダーグラウンド」や「フォー・リチャード」とは同一線上にないように思えるのだが、やっぱりいい曲なのだ。メロディのいい小曲をつなげて組曲にしているのだが、聴きこんでみるとじんわりと染みてくる良さがある。初めて聴く人は是非時間をかけてじっくりと聴きこんでほしい。
アルバム最後はジョフリーの書いた小曲であっさりと終わるが、アルバムの締めとしてはセンスの良い終わり方だ。