アップしたページの「拍手ページ」に書いていた幕間のお話をまとめました。
各ページに沿ってますが、一度に全部読んでも違和感はない・・・と、思います。
台本を読んだり休憩中の彼らを想像していただければなによりです。
(注:あくまでも「パラレル」ではなく「コスプレ」の範疇のつもりですので)
(更に注:本編台無し になる可能性もあるので、「コスプレ」ではないふたりで読みたい方はお戻りください)
「フランソワーズ、お疲れ様。似合うね、そのドレス」 第一話終了後である。 「お疲れ様はまだ早いわ。このあと長いんだから」 ジョーが陣取っているソファに腰を下ろしながら、フランソワーズは軽く唇を尖らせた。 「なんだか釈然としないのよね」 ジョーは大きな欠伸をすると、だらしなくソファの背にもたれた。 「大体さ。窮屈なんだよな、この格好」 ジョーは口をへの字にすると目を閉じた。 「・・・回想シーンがあるの、忘れてない?ジョー」 そうしてくすりと笑った。
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「『ああ、フランソワーズ!君が欲しい』・・・かぁ・・・」
「こんなこと言ったことないのに」 フランソワーズがドレスを翻し、ジョーの目の前に立つ。 「一生に一度くらい、言って欲しいわ」 ジョーはフランソワーズを前髪の間から見上げると、その腕を取り引き寄せた。 「ふうん。だったら展開もこうなるけど?」 フランソワーズは目を丸くしてジョーを見つめ返した。彼の膝の上で。 「望むところだけど?」
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「えっ。君ってもしかして、そういう経験がナイっていう設定?」 ジョーは何かを言おうとしたのを隠すように、自分の口元を手で覆った。 「・・・別に何も」 フランソワーズはそんな彼をちらりと見遣り、彼の膝から立ち上がった。 そういうジョーは、経験豊富なのは同じみたいね? とは思ったものの、声には出さない。 「いいじゃない。あなた好みに染まるわよ?」
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「アラン?エッカーマン?」
「何であいつらが出てくるんだ」 だから心配してるんじゃないか、と小さく付け加える。 「ふふ。これから何が起こるでしょう」 ジョーの眉間の皺を人差し指でなぞり、フランソワーズは微笑んだ。 「・・・ただのお話よ?」 それでもフランソワーズがもてる話は同意できないジョーであった。
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