御挨拶
初めて会った時、ああ、可愛い子だな・・・と、思った。 何より、白い肌・蒼い瞳が珍しくて、ずっと見てた。 こんなに可愛い子が改造されたんだ。 そう思うと、改めてブラックゴーストに対して怒りが湧いた。 戦いになると、いつも誰かが彼女を気にかけていた。 彼女は他の誰よりも強かった。心が。 やけになったり、放り出したり、諦めたり、泣いたり。 そんな情けない男共を――諌めて、慰めて。時には叱り、そして――いつでも笑顔で迎えてくれた。 だから男共はいつでも彼女を守る。 戦いではない時は、彼女は可憐なバレリーナだった。美しく、ダイナミックに舞う。 僕たちはそういう彼女をずっと見つめ、守り、愛してきた。
けれども、いつの間にか、彼女を守るのはいつでもどこでも決まって「彼」だった。 これが完璧にきっちり彼女を守って、傷ひとつつけないならいいんだけど、そうではなく、時には彼女をあっさりとさらわれたりしてしまう。 また、時には彼女だけではなく、彼女以外の女性を守ったりもしている。
彼女は僕たちの宝もの。 泣かせたり、傷つけたりする者は絶対に許さない。 ジョー、わかったか? 僕たちの大事な妹に何かあったら、全員でお前を倒しに行くからな。 ・・・ったく、ニヤニヤしやがって。
フランソワーズ、おめでとう。
兄代表スピーチ:ピュンマ |