こちらはオトナ部屋です!!
御注意ください!
思ってるよ。きみに会った時からずっと。 その夜、ジョーは執拗にフランソワーズを揺らした。 自分が触れるとあがる可愛く妖艶な声を聞きたい。 いやだ。離れるなんて。 僕から離れても。 僕がいなくても。 「お願い、ジョー」 忘れているかもしれないけどね、フランソワーズ。 その原因が彼女であっていいはずはない。 しかし、そうはわかっていてもジョーには何も止められなかった。 やっと出会えた相手。 だから、いいんだ。 フランソワーズを揺らし、一緒に揺れながら思う。 僕はフランソワーズのことだけ考えて生きていく。 ふざけたように言うと背中をつねられた。
2014/2/13up
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むしろきみのことしか考えていない。
何度も
何度も
好きという気持ちが止まらない。
愛しく思う気持ちが止まらない。
もっと。
もっと。
もっとだ、フランソワーズ。
「も……だめ、ジョー……」
「駄目だ」
それともフランソワーズ、きみは平気なのかい?
執拗に揺らすけれども、いかせない。
今日のジョーは意地悪だった。
いやだ。
僕はいつでも
きみのことを思っているんだよ。
果たしてそれが双方にとって良いことなのかどうかわからない。
あるいは、妄執は時に人を愚かにさせるのではないだろうか。
ずっとずっと欲しかったものを持っていて、そしてそれを自分にだけ与えてくれる。
他人には与えないと信じていい相手。
そんな大切な宝物のような存在を、常日頃考えずに生活できるわけがない。
僕の存在は彼女あってこそ意義があり、いなくなったら――後はどうでもいい。興味ない。
「フランソワーズ。お待たせしました」
「一緒にいこう」
ずっと遠くまで。