注:このお話は永井豪氏原作コミック「鬼公子・炎魔」の二次創作小説です。
(「鬼公子・炎魔」とは「ドロロンえん魔くん」のその後のお話です。
子供だったえん魔くんが大人になった、そういう話です)
DVD(全4巻)の4巻ラストのネタバレ要素がありますので、これから観る予定の方は御注意下さい。
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すみません。冒頭部分がネタバレ要素なので、スクロールしてください・・・
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ちなみに
炎魔(えんま)
雪鬼姫(ゆきひめ)
と読みます。
雪鬼姫は幼名「雪子姫」でしたので
炎魔くんには「雪ちゃん」と呼ばれておりました。
炎魔は基本的に雪鬼姫命です。ベタぼれです。
同時にとってもスケベなのでいつも姫に叱られ氷浸けにされています。
ちなみに
炎魔:閻魔大王の甥っ子
雪鬼姫:雪女の一族
です。
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――どんなに愛していても、私は雪であなたは炎。決して一緒にはなれないの。 だから…………
雪鬼姫が――雪ちゃんがそう言ったのは、闇妖怪に喰われた時だった。 俺は、雪ちゃんのそんな闇に全く気がついていなかった。
――それができたら、雪鬼姫じゃない。……か。 そうだ。 そうだよな。 言えないから、――言えなかったから、だから――闇に喰われた。
ひとこと言ってくれたらなぁ。 雪と炎は一緒にはなれない? んなわけねーだろっ。
俺がいくらお前に氷漬けにされても平気なのはなぜだ? 相容れないというのなら、同じ部屋にいることだって無理なはずだ。 お前が何度俺を凍らせても、何度でも甦る。 だから聞きやがれ。 だから。
***
「――おはよう、炎魔」
アンタが言うなっ!! 「炎魔のばかっ!!」
私は彼を氷漬けにした。
ちょっと幸せだった。
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