こちらはオトナ部屋です!!
御注意ください!
「おはよう」 目を開けると、そこにはジョーの顔があった。 ・・・早起きね。 ジョーのキスで起こされるなんて滅多にないこと。 「駄目だよ。フランソワーズ」 ジョーに両肩を押し戻された。 「えっ?」 そう言って、ぴったり身体を寄せて全体重を乗せてくる。 「・・・ジョー?」 だったら何故起こしたの?と問おうとして私は黙った。 ジョーの手が私の胸の上にある。 もしかして・・・そういうこと? 私は小さく息をついて、天井を見た。 「・・・ねぇ、ジョー」 その間もジョーはやめないから、会話は途切れ途切れになる。 「ん・・・もう、朝なのよ」 そして今度は首筋に唇が寄せられる。熱い。 「そういう気分だから」 朝だし? 「ちょうど・・・」 ちょうど? 「ちょっと待って、ジョー」 私はジョーの顔を手のひらで押し戻した。 「何?」 ジョーは優しく笑って、私の鼻にキスをした。 「何?」 そうよ。 「イヤだなあ、フランソワーズ。違うよ。・・・ほら」 そうして手を導かれた。 ・・・あら。 「ほら。――ね?ついでなんかじゃないだろう?」 ・・・そうかも。 「ちゃんと、君の魅力で段々とこう・・・」 もうっ。 「朝にそういうコトをするのはイヤって言ってるの!」 きょとんとしているジョーが憎らしくて愛おしい。 「だってその、私はあなたと違って・・・」 朝からこんなコトをしたら、起きられなくなっちゃうのよ。 小さく小さく言うと、ジョーは優しく笑って、そうして耳たぶにキスをした。 「――いいよ。二人で寝坊しよう。たまにはいいんじゃない」
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くすくす笑い合って、結局もう一眠りしてしまった。 もう。 ジョーのばか。
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