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未来都市から戻って以来、頻繁にあの時の夢を見る。 ――恐ろしかった。 怖かった。 後で、あれはロボットだったと聞かされても、それでもあの時の彼女は「フランソワーズ」だったから。 「フランソワーズ」 暗闇の中で、ただ名を呼んでみる。 |
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声を掛けられ、はっと我に返る。 「手が止まっているわ」 朝食の席だった。 「昨夜、良く眠れなくてね。変な夢を見るし」 「忘れた」
「・・・私ね。アナタに伝えたいことがあるの」 そう言った途端、ジョーが凄い形相でこちらを見る。 ジョーが椅子を倒し、立ち上がる。 その瞬間、身体のなかで作動音がした。 「・・・おかわりは自分でして頂戴。私は用事を思い出したわ」 驚いているジョーを残し、外に出る。 そして。 あとは、闇。 |
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ワカラナイ・・・ |