こちらはオトナ部屋です!!
御注意ください!
「ん。ちょっとジョー。くすぐったいわ」 「うん?くすぐったいじゃなくて、気持ちいい、だろ?」 スリーは真っ赤になった。顔だけでなく首も耳も赤い。 「なななによ、どうして笑うのっ」 スリーは天井を背景にして上から見つめてくるナインの瞳をじっと見た。 「く・・・くすぐったい、もの」 ナインは何も言わない。 「ねえジョー、聞いてる?」 甘えるように言ってみたけれど返事はない。 「ジョーはどうするのが気持ちいいの?」 ナインは白いシーツの上のスリーをじっと見つめた。 そうして、みるみるうちに自分も真っ赤になった。 「ジョー?」 ぎょっとしたように目を見開くナインにスリーはくすくす笑いだした。 「嘘よ。ジョーったら慌てちゃって、カワイイ」 可愛く笑うスリーを見つめ、ナインも一緒に笑った。 「ヤダ、ジョー。くすぐったい、って言ったでしょ?」 じっと見つめるナイン。 「・・・気持ち、い・・・ヤダもう、わかんない」 そうして目を閉じた。 「・・・ジョーのいじわる」
***
「・・・ねぇ、ジョー」
「――ウン。何?」 けだるげに返すナイン。 「・・・あのね。私、考えたんだけど」 ためらうように少し黙って。 「その・・・私ばっかりくすぐったい――ええと、き・・・気持ちイイの、ってずるいわよね?」 気持ちイイし。と欠伸混じりに答える。 「ううん、駄目よそんなの。そんなのって全然平等じゃないし、それにその、・・・私もジョーに気持ちよくなってもらいたいし」 なんだか話がおかしな方向に向かい始めているなと思いつつ、ナインは体を起こした。 「ちょっ、フランソワーズ?」 背中にあたる温かくて柔らかい感触にナインは焦った。 「ど、どうし」 何を?と訊く前に、首筋にくすぐったい生温かい感触を覚え、ナインはぎゅっと目をつむった。 「――ふ、ふらんそわーずっ・・・!」 くすぐったい。 けれどもスリーは容赦なくナインの首筋から背中にキスを浴びせた。 「やめっ・・・こら、フランソワーズ」 気持ちイイというより、それはもうかなりくすぐったい。 「・・・」 ナインは大きく息を吐き出した。
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