こちらはオトナ部屋です!!
御注意ください!
「・・・フランソワーズ」
「うーん・・・フランソワーズ、あのさ」 ナインは体を伸ばして、腕のなかのスリーを見つめた。 「・・・フランソワーズ」 開いた瞳は潤んでいて、ナインはその目元にくちづけてから訊いた。 「・・・つかぬことを訊くけど、きみ、何か体に塗ってる?」 「えっ」 途端に不安そうに揺れる瞳に苦笑する。 「いや、その、いい匂いがするから、ちょっと」 なんだそれ、と眉間に皺の寄ったナインの頬をてのひらで包みながらスリーは続けた。 「・・・お肌がすべすべになるの」 ナインの声にますます頬が赤く染まる。 「だって、汗の匂いが気になるんだもの」 それってつまり、いつ僕とこうなってもいいようにという準備? 「それがどうかしたの・・・?」 すると、スリーがぱっと体を起こした。 「ご、ごめんなさいっ」 そうしてシーツとナインの間から逃れようとしたから、ナインは慌てて彼女の両腕を掴んだ。 「フランソワーズ?」 先程までの頬の赤味が引いて、必死の形相のスリー。 「落ち着いて」 ナインはちょっと黙った。 「ごめんなさい、ごめんね、ジョー。私っ・・・」 するとナインはくすくす笑い出した。 「ジョー?」 くすくす笑ったまま、スリーの肩に顔を埋める。 「・・・準備してくれてたんだ?」 ナインの声にスリーは再び赤く染まった。 「・・・苦いのもあるけど、その・・・フランソワーズの味がしなくなるから、さ」 やっとの思いで言ったナインは、顔が熱くなるのをとめられなかった。 「・・・私もジョーの味が好きよ」 えっ? 思わず顔を上げると同時に肩を咬まれ、ナインは息をついた。 ・・・ああそう。そっち、ね。 そうかそうだよなとひとりブツブツ呟くナインを不思議そうに見て、スリーは彼の唇にちゅっとキスをした。 「もう塗るのやめるわね?」 ナインの心は何とも複雑だった。 まったく、きみって子はどうしてこんなにドキドキさせるんだろう? 「・・・フランソワーズ」
アイシテルヨ・・・
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