こちらはオトナ部屋です!!
御注意ください!
もうそろそろいいよね・・・? と、軽い気持ちで裏返しにした。 ――号泣された。 *** 僕はすっかり気持ちが萎えてしまって、べそべそ泣いているフランソワーズの肩に腕を回すくらいしかできなかった。 「・・・ごめん、なさい、・・・ジョー」 しばらくしてフランソワーズの気持ちが落ち着いてきた。 「いったい、どうしたんだい?」 優しく訊いたつもりだったのに、フランソワーズの肩がびくんと揺れた。 「だって」 それだけの理由? 「あの、・・・ヘン、かしら」 *** あの日以来、僕は彼女としっかり目を見つめ合うことができる体位しかしていない。
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ゴメン・・・と言うべきなのだろうか。
けれど、そんなに悪いことをしたとは正直なところ思っていなかったので、謝るのには抵抗があった。
まだ少ししゃくりあげてはいるものの、確実に涙は止まっている。
「だって?」
「・・・だって。・・・ジョーの顔が見えないんだもの」
「――え?」
「イヤなの。顔が見えないのは」
「・・・・・・・」
「い、いや・・・ヘンじゃないよ」
さようなら、後背位。
たぶん、もう一生しないだろう。